【概要】
前回は、英文を作る観点から、基本英文法の全体像をお示ししました。
今回は、文の要の一つ「主語」を作る作業をします。
主語になれるのは、基本、名詞の仲間だけですから、まずは「名詞」と、名詞を扱う時に必須となる「冠詞」についての基本をご説明します。
今日のゴールは、以下、英語の名詞と冠詞の肝を理解して、英文の主語を作れるようになることだよ!
- 数えらる名詞か?数えらない名詞か?
- 単数か複数か?
- どのような名詞に、どんな冠詞がつくのか?
「基本英文法の全体像」については、過去記事をご覧下さい。
今はどこをやっているの?(位置づけの確認)
<図1.ご説明箇所>
今回から個別の文法の説明に入っていきます。
上の図(英語の勉強フレームワーク)の説明は、過去記事をご覧ください。
<図2.今回のご説明の段階>
今回は、英文法の勉強アプローチ、段階別ホリスティック・アプローチの第1段階を行っています。
上の図(段階別ホリスティック・アプローチ)の詳細は、過去記事をご参照下さい。
基本英文法の全体像の確認
まず、前回お見せした「基本英文法の全体像」を確認しましょう。
今回は、図の緑で囲った部分をご説明します。
<図3.基本英文法の全体像>
「基本英文法の全体像」についての詳細は、過去記事をご参照下さい。
「基本英文法の全体像」でお示しした通り、冠詞は全部で4通り、名詞は全部で3通りあります。
名詞を扱う場合には、必ず「冠詞」をセットで考える必要があります。
上の図で示しているように、「冠詞」が名詞に付く場合は、名詞の前に付くのが基本です。
逆に言えば、冠詞があれば、その後ろには、セットになる名詞が必ずある、ということです。
名詞の肝
主語になれるのは、名詞とその仲間だけですので、名詞はとても重要な品詞です。
以下の図にあるように、名詞には、可算名詞と不可算名詞があり、加算名詞には、単数と複数という概念があります。
全部で3通りのパターンがあり、いずれかで現れます。
<図4.名詞の3通り>
その名詞、簡単に数えられるの?簡単には数えられないの?
英語の名詞で重要な特徴として、
- 「数えられる(可算)」か
- 「数えられないか(不可算)」か
という概念があります。
「数えられる」とは、一つ、二つ・・・という具合に簡単に数を数えることができる、ということです。こういった名詞を「加算名詞」と言います。
「数えられない」とは、一つ、二つ・・・という具合に簡単には数を数えることができない、ということです。こういった名詞を「不加算名詞」と言います。
ではそれぞれには、どういった名詞があるのか見てみます。
<図5.数えられる名詞と数えられない名詞>
数えられる名詞1/2:普通名詞
数えられる名詞の代表は「普通名詞」と言われる名詞です。
特徴は、
- 一定の形がある
- 目に見える
ことです。
例えば、person(人)。人ですから、形があって目に見えますね。
そして、簡単に1人、2人・・・と数えられます。
他には、cat(猫)だとか、cup(コップ)だとか、pencil(鉛筆)だとかは、形があって目に見えるもので、簡単に一つ二つと数えれれますので、「数えられる名詞」となります。
この「簡単に」というところがミソです。
数えられる名詞2/2:集合名詞
もう一つ、数えられる名詞として「集合名詞」があります。
数えられる「普通名詞」が集まってひとかたまりになった時に、他の名前が付く場合があります。
例えばclass(クラス)という単語。
person(人)という数えれるものが集まって、一まとまりとしてclass(クラス)という別の名前があてがわれています。こういうものを集合名詞といいます。
他には、family(家族)という単語も、数えられるperson(人)が集まってできる団体に対してあてがわれている呼び名ですから、数えられる名詞となります。
人が集まってできるかたまりとしては他にも、team(チーム)、group(グループ)、organization(組織)といったものもあり、すべて数えられる名詞となります。
数えられる名詞である普通名詞が集まってできる団体や集合体に、別の名前があてがわれる場合、その名詞も数えられるということになります。
数えられない名詞1/3:物質名詞
数えられない名詞の代表は「物質名詞」と「抽象名詞」です。
「物質名詞」とは、一定の形がなく、簡単には一つ二つと数えられないものです。
例えば、water(水)があります。
水は、厳密に言えばH2Oという分子(melecule:可算名詞)でできていますから、一つ、二つ・・・と数えられると理屈をこねられそうですが、ぱっと見たところでは、一定の形がなく、数えることはできません。
従って、水のような液体は「数えられない名詞」として扱われます。
他には、sugar(砂糖)、salt(塩)などがあります。
砂糖、塩、両者とも、よ~く見れば、細かい粒が見えますから数えられそうなものですが、簡単には、一粒、二粒・・・とは数えられないので、数えらない名詞、不可算名詞として扱われます。
ココがポイント
300年前の一般大衆の気持ちで!
可算名詞や不可算名詞の仕分けは、理系的発想からすると定義が曖昧で、最後は「覚えろ!」と根性論となってしまうことは否めませんが、腹落ちするための一つの考えとして、「300年前の一般大衆目線」で考えてみる、というのがあります。
近代英語の基礎は、1650年~1700年頃から形成されてきたそうです。
つまり300年程前からです。そういう時代の大衆の目線で考えたとき、水はH2Oという分子でできているだろう!とか、砂糖はよくよく見れば小さな粒だろう!とは言わないだろう、と想像することができます。
言語ですから、数学的なロジックで積みあがっていない部分や、定義が曖昧な部分がありますが、300年程前の生活者の気持ちになると、「まあ、そうかな」と理解が進みそうです。
数えられない名詞2/3:抽象名詞
数えられない名詞として、「抽象名詞」というものもあります。
特徴としては、「抽象的」というくらいですから、目に見えず、物理的に手で触れることができません。
例えば、love(愛)という名詞は、抽象的な概念につけられた名称で、目に見えませんし、手に触れることもできませんので、数えられません。
「いやいや、愛とは形にすべきだから、見えべきだし手に触れられるべきものだろう!」などと哲学的に考えてはいけません。
300年前の一般大衆目線で普通に考えれば、見えないし手に触れることができませんので、簡単には数える事ができません。ですから数えられない名詞として扱います。
抽象名詞として他には、beauty(美)、peace(平和)などがあります。
数えられない名詞3/3:固有名詞
数えられない名詞の最後は「固有名詞」です。
固有名詞とは、世界に一つしなないものの名前です。
Taro(太郎)やJapan(日本)などがあります。
太郎さん、という名前はたくさんの人につけられていますから世界に一人ではないだろう、ということでなくて、ある特定の人を指す時のことを言っています。
Japan(日本)も、Japanというロックバンドもある、ということをいっているのではなくて、日本国という国は世界に一つしかありませんので、固有名詞です。
世界に一つしかないものが前提ですので、逆に言うと、2つ以上あってはいけないのです。
従って、数えられない、というよりは、数えてはいけない、というほうが正しいかも知れません。
固有名詞を文字で表現する場合には、固有名詞であることがわかるように、最初の文字を大文字で書きます。
単数と複数の形の違い
<図6.数えれる名詞の単数形と複数形>
次に、数えられる名詞が単数なのか、二つ以上の複数なのか、をどう表現するか、です。
単数の場合は、例であげた形のままですが、問題は複数をどう表すかになります。
英語の場合、二つ以上、複数あることを表現にする時には、名詞の最後に「s」か「es」を付けるのが基本になります。
「s」「es」をつけて、「私は今、二つ以上のことをお話をしているんですよ」と示唆するわけです。
発音は、「s」の場合は「ズ」、「es」の場合は「イーズ」とするのが基本です。
例にあげた「person(人)」であれば、「persons」という形となり、発音は「パースンズ」となります。
Class(クラス)の場合は、classesと「es」を付けます。
発音は「クラシーズ」となり、「es」の部分は「イーズ」と発音します。
では、どういう時に「s」だけを付けて、どういう時に「es」を付けるのでしょうか?
「s」か「es」かは、発音のし易さ、し難さで決まってきた?
英語は言語ですから、話したり、聞いたりする会話が先行し、文字での表現は後付けとなるのが基本です。
「s」だけなのか「es」なのかは、発音のし易さ、し難さで決まる、と思って良いと考えています。
例えば、「persons」の発音「パースンズ」は特に発音がし難い、という感じはありません。
ところが、「class」に関しては、「classs」としてしまうと、「クラースズッ」となり、とても発音しにくくなります。
聞いてるほうも「え?今の単数なの?複数なの?」と聞き取りづらくて、よくわかりません。
そこで、意味の無い便利な母音「e(イー)」を付けて「イーズ」として発音することで、発音しやすくして、かつ聞き取り易くしているわけです。
ですから、「class」のように、名詞の最後の発音が「s(ス)」や「シュッ」といった発音で終わる場合、英語を話す人にとっては発音がしにくかったのでしょう、複数の形を「classes」とし、発音は「クラシーズ」とすることで、発音のし難さや聞き取りづらさを回避したのだ、と思われます。
逆に言うと、英語の名詞の単数、複数は、そこまでして明確にしなくてはならない、重要な要素だ、とも言えます。
他に色々な例外や細かい決まり事がありますが、基本英文法の全体像を早く掴むための第1段階では、名詞の複数形は、名詞の最後に「s 」か「es」を付けて表現し、発音は「ズ」「イーズ」となる事が基本、とだけ覚えておけば良いです。
数えられない名詞は、常に「単数扱い」
数えられない名詞には、複数という概念がありませんので、常に単数扱いです。
water, love,Taroは、全て単数扱いです。
冠詞の肝
<図6.冠詞の4通り>
名詞は、単数、複数といった「数の概念」に加え、「特定」「不特定」といった概念も同時に表現しなければなりません。
面倒ですね。
その名詞が、会話の中で既に「特定されたものか」「特定されていなものか」ということです。
この「特定」「不特定」を表すのに、「冠詞」を使います。
上の図にあるように、冠詞には全部で4通りの出現パターンが考えられます。
冠詞「a(発音:ア)」「an(発音:アン)」が付く場合
冠詞「a」「an」は、話している名詞が
- 不特定 かつ
- 単数
であることを表現したいときに使います。
「a」「an」の違いは、
- 名詞の始まりの発音が、子音のときには「a」を付ける
- 名詞の始まりの発音が、母音(a, i, u, e, o)のときには「an」を付ける
となります。
「a」の代わりに、「an」とするのは、名詞の始まりが母音である場合、冠詞「a」だと発音がし難く、聞く方にも分かりづらいため、それを克服するために「n」という音をはさんだ、そう発展してきたのだと勝手に考えています。
厳密には違うかも知れませんが、そう理解しておけばより簡単に覚えられそうです。
「n」を発音することで、単数であることを明確にでき、聞くほうにとっても聞きとりやすくなるから、あえて「n」を入れ発音したのだ、と。
(例1)
例えば、person(人)について話そうとしているとします。
その「人」が、不特定の、ある一人の人であることを表現したい場合には、
a person
と表現します。
聞いている人は、これだけで、「あ~、誰かは特定されていないけれど、ある一人の人ってことね」と分かります。
(例2)
例えば、フルーツの「apple(りんご)」について話そうとして、それが、不特定のある一つのりんごであることを表現したい場合には、
an apple
と表現します。
聞いている人は、これだけで、「あ~、どれかは特定されていないけれど、ある一つのりんごってことね」と分かります。
仮に、「a apple」としてしまうと、冠詞の「a」と「apple」の最初の「a」の母音が重なってしまい、明確に単数であることを表現しづらく、聞いているほうも一瞬「ん?今、a入れた?入れなかった?」と迷ってしまうので、「n」の音を間に挟むことで、単数であることを分かりやすくしているのだと考えます。
(例3)
次に、「university(大学:ユニバーシティ)」について話そうとしているとします。
それが、「不特定のある一つの大学」であることを表現する場合、
a university
と「an」ではなく、「a」を付けます。
始まりが「u」であるにも関わらず、子音始まりとして扱うのは、「university」の最初の発音が「ユ」であり、母音ではないからです。
綴りにだまされないようにしましょう。
英語は言語です。先に話したように「しゃべり言葉が先にあって、文字化は後追い」といういい例です。
冠詞「the」が付く場合(発音:「ザッ」または「ジッ」)
(発音注意)
「the」の発音は、
「舌の先を上の歯と下の歯で挟んで『ザッ』と発声」
します。
名詞の最初が母音から始まるときは、「舌の先を上の歯と下の歯で挟んで『ジッ』と発声」
します。
普段からきちんと発音を意識して、慣れるようにしましょう。
「the」は、その名詞が「会話の中で、どれについて話しているのか特定された」ことを意味します。
the person
であれば、会話の流れから、もう誰のことを話しているのか特定できていることを表します。
ところが、「the」には、数字の概念がありません。
なので、一つについて話しているのか、二つ以上について話しているのか、これだけでは分かりません。
なぜかというと、
すでに、会話の中から、その名詞が特定されているわけですから、一つなのか二つ以上かについても明らかなになっているはずですので、数字の概念ははやも要らない、ということです。
つまり、面白いのですが、冠詞「a」「an」は、名詞が「不特定」かつ「単数」である時に、その名詞の前につけましたが、(例:a person)
冠詞「the」は、名詞が「特定」されれば、「単数」の場合でも「複数」の場合でも、両方に付けて良いことになっています。(例:the person / the persons)
冠詞がつかない場合
最後に、冠詞が付かない場合を考えてみます。
・数えられない名詞 かつ
・不特定
の場合は、冠詞が付きません。
つまり、
love : 不特定の「愛」について話す場合
the love:会話のなかで特定された「愛」について話す場合
という違いが生まれます。
どうやって「主語」であることを表現するか?
以上で、冠詞+名詞という一つのまとまりのある形をつくることができるようになりました。
そこで、最後に主語であることを知らせるにはどうするか?が問題になりますが、英語には、日本語のように「は」「が」といった助詞がありません。
そこで、語順がとても重要になります。
品詞の現れる順番、語順で、どれが主語でどれが述語か?が決まってきます。
通常の文(肯定文)の場合、「(冠詞)+名詞」を最初に置いて、次に述語である動詞を置くことによって、最初の名詞が主語である、ということを知らせます。
ですから、最初に
The person…(その人・・・)
とか
An apple…(ある一つのりんご・・・)
あるいは
Love… (愛・・・)
と、文の最初に、(冠詞+)名詞を置けば、おそらくそれが主語かな、と予想が付くことになります。
そして、名詞の後に「述語である動詞」を置くことにより、「あー、やっぱり最初の名詞は主語だったんだ」と分かるわけです。
冠詞+名詞のおさらい
なんだか、色々とごちゃごちゃルールがでてきましたので、ここで一旦全体を整理します。
<図7.単数・複数、特定・不特定の表現>
上の図では、今回説明したルールを網羅しています。
ルールまとめ
<名詞の種類>
1.
名詞には、数えられる名詞(可算名詞)と数えられない名詞(不可算名詞)がある。
2.
数えられる名詞には、普通名詞と集合名詞がある。
3.
数えられない名詞には、物質名詞、抽象名詞、固有名詞がある。
<数えられる名詞の扱い>
4.
数えられる名詞を使う場合は、①単数(一つ)、複数(二つ以上)という数の概念と、②特定・不特定の概念、2つを同時に表現する必要がある。
<数えられない名詞の扱い>
5.
数えられない名詞のうち、物質名詞(例:water)と抽象名詞(例:love)は、複数の概念がなく、常に単数扱いだが、特定・不特定の概念は表現する必要がある。
6.
数えられない名詞のうち、固有名詞(例:Taro)は、世界に一つしかないという特徴から、①数の概念も、②特定・不特定の差も表す必要もなく、常に単数扱いで複数形はない、また特定されていることが前提であるにも関わらず「the」という冠詞もいらない。
7.
また、固有名詞(例:Taro)は、最初の文字を大文字で始めることで固有名詞であることを示す。
<可算名詞:数の概念(単数・複数)の表し方>
8.
数えられる名詞(つまり可算名詞)の単数形で不特定の場合には、通常、冠詞「a」を名詞の前につけて単数で不特定であることを表現する(a person)。但し、名詞の最初の発音が母音の場合には、「a」の代わりに「an」をつける(an apple)。
9.
数えられる名詞(つまり可算名詞)の複数形は、名詞の語尾に、通常は「s」をつけて複数であることを表現する(persons)。 但し、名詞の最後の発音が「s音」などで終わる場合には「es」を付ける(classes)。
<不可算名詞:数の概念>
10.
数えられない名詞(つまり不可算名詞)には、数えられないという特徴から数の概念がなく、常に単数扱いとするが、冠詞「a」や「an」は付けない。複数形もない。(water, love, Taro)
<名詞が特定されている場合>
11.
会話上、名詞がどの名詞のことか、特定されている場合は、冠詞「the」を付けて、特定されていることを表現する。(the person, the apple, the class)
12.
「the」の発音は、舌を軽く噛んで「ザッ」と発音する。但し、名詞の始まりが母音である場合には、舌を軽く噛んで「ジッ」と発音する。
13.
冠詞「a」「an」は、①不特定、②単数という2つの意味を示唆するが、冠詞「the」は、①特定されていることだけ意味し、単数・複数という数の概念までは表さない。
従って、名詞が数えられる名詞で、特定された複数形である場合には、「the」を名詞の前に付けると同時に、名詞の後ろに「s」か「es」を付ける必要がある。
<語順>
14.
英語には日本語のような助詞がないため、語順が命となる。名詞の次に述語を置けば、その名詞が主語となる、というルールとなっている。
下の図では、具体的な単語を例として挙げながら、今回説明したポイントを整理しています。
<図8.冠詞+名詞の出現(例)>
最後に重要なことを一言
英語の名詞を扱う場合、①単数・複数という数の概念、②特定・不特定という概念、2つを意識しなければなりません。
これは、日本語にはないルールです。
ですから、日本人が英語を書いたり話したりする際、特に「冠詞」と「複数形」を抜かしてしまう場合が非常に多く、読んだり、聞いたりしていて、非常に違和感を覚えます。
自分も人のことは言えませんが・・・。
名詞を覚える時には「冠詞」とセットで覚えるくらいでないと、なかなかこれを克服できないように思えます。
今後、英語を勉強するにあたり、常に冠詞の有無を意識し、「あ、冠詞が付いているな」とか「この場合は冠詞は不要なんだな」など、必ず確認したいものです。
多くの場合、名詞には冠詞がセットで現れます。
これから、名詞を扱う場合には、必ず「単数か複数か」と「冠詞はどうするか?」を意識するようにしましょう!
そうすれば、「あれ、冠詞がないな」とか、「複数なはずなのに後ろにSがないな」という感覚が身に付いてくると思います。
以上、冠詞+名詞の基本でした!
次回は、主語の作り方のもう一つ、代名詞について説明します!