【概要】
国際ビジネスコンサルタントのこじたむです。
英語の発音をマスターするには3つのステップがあります。
ステップ①各アルファベット音の基本を理解する
ステップ②新しい単語を発音とセットで覚えていく
ステップ③文中での発音を真似る
前回までに①を説明したので、今日は、②を説明します。
単語帳の作り方も説明しますので、自分の単語帳を作りたい人、どう作るのが最も効率的か、知りたい人は参考にしてくれたら嬉しいです。
単語は発音とセットで覚えること、これが重要で、結局最も効率的・効果的です!
<図1:今日の説明箇所1>
<図2:今日の説明箇所2>
前回は、発音の基礎となる各アルファベット文字が表したい音と日本人が注意すべきアルファベット音の基本を紹介しました。
ご興味ある方はこちらからどうぞ。
アルファベットの基本的な音を理解したら、次のステップは、新しい単語が出てくる度に、アルファベットの音を意識しつつ、発音と一緒に覚えていく、ということになります。
今後、継続的にやる話なので、何か単語帳を買ってきて一気に覚えるということではありません。この方法は結局覚えられないので正直、無駄です。(経験済み)
単語は発音と一緒に覚えること!
新しい単語は、
1.出てきたところで覚えること
2.ネイティブの発音を聞いて真似しつつ、発音と一緒に覚えていくこと
の2つが非常に大切です。
発音について言うと、一旦、自己流の日本語的な発音で覚えてしまうと、後で矯正するのに非常に大きな労力がかかり非効率的ですので、絶対にお勧めしません。
長い英語人生を考えれば、語呂合わせのようにして覚えるなど言語道断です。(私もこれで失敗しました)
ココがおすすめ
ネイティブの発音の確認方法は、
①ウェブで調べる
②電子辞書で調べる
がありますが、今やインターネット上でたくさんの英語関連サイトがありますね。発音があればどれでも良いです。
私のおすすめは、「Weblio」さんの、英和辞書機能です。
調べ方は簡単で、単語を入力・検索して、音を聞くだけです。
すごく便利ですよね。
<図3:Weblio 辞書サイト>
単語の発音といった時に、気にするポイントは3つあります。
1.アクセント(ストレス)の位置
2.アクセントがくる母音の発音
3.他、各アルファベット文字の音
例えば、上で挙げた「dog」という単語を例にとってみます。
まず、ネイティブの発音を聞いてみます。
「フムフム、ドーッグみたいに聞こえるな」と理解しつつ、アクセントの場所、そこでの母音の発音、そして各アルファベット音に注意します。
「dog」は「d」「o」「g」から成っています。
母音が一つしかありませんから、アクセントは「O」にきます。
アクセントがある時の母音は、
①アルファベットの呼び名通りの音(ここでは「オゥ」)、になるか
②ローマ字読みにした時の音(ここでは「オ」)
③その他、全く違うの音(「O」の場合は、「ア」という音)
のいずれかのうち、①か②になることが多く、今回は②「オ」の音になっていることがわかります。
厳密には、アメリカ英語が録音されているので「オー」と少し伸びて聞こえます。②の若干のバリエーションです。こういう細かいところも、実際発音を聞いてみないとわかりませんので、必ず音声を聞いて、それを真似しながら、覚えていきましょう。
また、「d」は「ダッ」という音、「g」は「ジッ」という音か「グッ」という音で出てきます。ここでは、「グッ」という音になっています。
(この辺りのアルファベットの発音については、先程紹介した前記事、「【凡人でもペラペラになる唯一の英語勉強法:発音2】日本人が注意すべきアルファベット音を端的に説明(対比で理解することが重要です)」で説明していますので、参考にしてみて下さい)
以上のように、実際の発音と各アルファベット音を頭で理解して、2~3回口ずさみながら、単語帳に書き写していきます。
結局これが一番効率的「単語帳」の作り方
新しく出てきた単語は、必ず、自分だけの単語帳を作って書き写し、その単語帳を使って反復練習して覚えるようにします。
単語帳を作ることが目的ではないので、綺麗に作る必要はありません。メモ書き程度で良いです。
但し、単語を発音と一緒に覚えていくことが本質的に重要なことですから、手戻りがないように、大切な情報がきちんと判別可能な状態で記されていることが大切です。
私が作っていた単語帳のイメージは下図のようなものでした。
<図3:単語帳のイメージ>
A4の大学ノートを準備して1ページを使います。
左に英単語、右側に日本語の意味を書きます。英語の単語は、一つの単語で色々な意味を持つものがありありますが、そこで出てきた意味だけを書いておけば良いです。全ての意味をおさえようとするときりがありません。
発音的に最も重要なのは、アクセントの位置と、アクセントがくる母音の発音ですので、調べなおすことがないように、なんらかのマークを付けておきます。
アクセントの場合は、文字の上に「’」のマーク、発音は文字の下に「発音記号」を書きます。
ただ、発音記号も、それを覚えること自体本質ではないので、正直、自分にはこう聞こえた、という備忘であれば、何でも良いと思います。アルファベットでもカタカナでも良いと思います。
後、「へー、これってこうやって発音するんだー!」と何か発見したことがあれば、簡潔にメモっておくのも良いと思います。
私の場合、後は、英単語と日本語訳との間に、品詞を書いておきました。単語帳はこの程度の情報をさっとメモっておけば良いです。
この単語帳を使って、上からダーッと繰り返し、記憶に定着させていきます。
詳しい単語の覚え方については、別途書こうと思いますが、単語の覚え方(「0.1秒即答反復法」)のさわりを、こちらの記事に紹介していますので、ご興味あれば、是非読んで見てくださいね。
まとめ:誰でも発音は良くなるもの
アルファベットの音の基本がわかったら、これからは、新しい単語が出る度に、必ずアルファベットの各音に注意しながら、発音とセットで覚えていくようにして下さい。
独自の発音で覚えてしまうと、矯正するのに非常に時間がかかります。
発音は、ネイティブ並みに正確でなくても良いですが、許容範囲に収めていくことが大切です。ネイティブの発音を真似することで、その許容範囲に収まっていきます。
それ程時間を割くことができないなか、凡人が効率的に英語をマスターするには、こういう細かいちょこっとしたところで、地道にやっていくしかありません。
一方で、実践していけば、誰でも発音はかなりよくなっていくと思います。
是非、試してみて下さいね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!