【概要】
主語になれるのは名詞と代名詞だけです。
その名詞を、形容詞で修飾することができます。
更に副詞で形容詞を修飾できますので、主語を含むパートをそれだけ長くして、多くの情報を詰め込むことができます。
基本的な現れ方としては、以下のようになります。
例:
今日は、「代名詞の所有格」を使って名詞を修飾することができる、という話をします。
代名詞の所有格とは
代名詞(I, you, he など)には、
- 主語として使う場合は主格を使う
- 目的語として使う場合は目的格を使う
というルールがあります。形を変えなければなりません。
そして、
- 名詞を修飾する場合は所有格を使う
とルールがあります。
簡単に言えば、日本語の「~の」に当たるものが「所有格」です。
例:
- my name(私の名前)
その名詞が誰のものなのか、属性を表したい時に所有格を使います。
代名詞の所有格
所有格は、名詞を修飾しますので、単独では使われず、必ず後ろに名詞を置かなければいけません。
例:
- my lunch(私の昼ごはん)
- your lunch(あなたの昼ごはん)
- his lunch(彼の昼ごはん)
- her lunch(彼女の昼ごはん)
- its lunch(それの昼ごはん)
- our lunch(私たちの昼ごはん)
- your lunch(あなたたちの昼ごはん)
- their lunch(彼ら・彼女ら・それらの昼ごはん)
「your」は、あなた、あなたたち、の形が同じですので、どちらの意味で使われているのかは、文脈から判断するしかありません。
「冠詞」を付けてはいけない
代名詞の所有格を使って名詞を修飾する場合、冠詞を付けてはいけない、という重要なルールがあります。
例:
- a book ((ある一冊の)本)
- the book((その)本)
- my book(私の本)
「a my book」は間違いなのです。
なぜでしょうか?
それは、「my」を付けた瞬間に、他でもない、私の本について話をしている、と分かりますので、不特定の意味を持つ「a」も付きませんし、特定されたものを意味する「the」も不要となるからです。
最初に出した例で見てみましょう。
数えられない名詞(water)であっても、代名詞の所有格を付けて修飾することができます。
名詞の所有格
「その名詞が誰のものなのか」を代名詞ではなく、名詞で言うこともできます。
例:
- Ken‘s lunch (ケンの昼ごはん)
このように、名詞を使う場合、「‘s」(「ズ」と発音します)を付けることで、名詞を所有格にすることができるのです。
ちなみに、「’」の記号を「アポストロフィー」と呼びます。
冠詞を付ける場合がある
代名詞ではなく、名詞に「’s」を付けて名詞を修飾する場合、意味に応じて冠詞を付けなければならない場合があります。
例:
- a collage((ある一つの)大学)
- a women’s collage((ある一つの)女子大学)
これはなぜでしょうか?
1つ目の文には、「a」という冠詞が付いています。
これは、「collage(大学)」は数えらえる名詞ですから、文脈からどの大学について話していのか分からない場合には、「a」という冠詞を付ける必要があるからです。「a」は「collage」を修飾しているのです。特定されているのであれば「the」という冠詞を使います。
2つ目の文にも、「a」という「不特定の一つの」を表す冠詞が付いています。
「女子大学」というのは世の中にたくさんあります。「women(女性)」という名詞で修飾したとしても、どの大学かは特定できない場合、「不特定の一つ」を意味する「a」を付けなければなりません。この場合も「a」は「collage」を修飾しています。
もし、文脈から既にどの大学のことを話しているのか特定できている場合には、「the」という冠詞が必要です。
これはどうでしょうか?
- my women’s collage(私の女子大学)
このように、代名詞の所有格を使った瞬間に、どの「女子大学」について話しているのかが特定できますので、「a」や「the」はもやは不要となります。付けてはいけません。
代名詞の所有格を使ったら、冠詞「a」「the」は付けてはいけないのです。
まとめ
- 代名詞を使って名詞を修飾する場合、代名詞の所有格を使う。
- これにより、「その名詞が誰のものか」を伝えることができる。
- 代名詞の所有格を使って名詞を修飾する場合、その名詞に冠詞は付けてはいけない。
- 名詞に「アポストロフィー『S』」を付けることで、名詞の所有格を作り、他の名詞を修飾するとができる。
- その場合、冠詞を付ける必要があれば、冠詞を付ける。
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