【概要】
英語の時制は全部で16あります。
時制は英文を作る時、述語の中で考えなければならないとても重要な要素の一つです。
これまで、一つ一つ解説していきましたが、今日は「まとめ」ということで、全てを一挙に見ていきます。
<16の時制>
さくっとおさらいしたい人にも役立つと思います。
時制①:現在
「現在」は、今、現在のことを言いたい時に使う時制です。毎日の習慣を言う時などにも使えます。
<形>
- 動詞の現在形
(主語が3人称の単数の場合、一般動詞の末尾に「s」「es」を付けるので注意)
<例>
- I watch TV everyday. (私は毎日テレビを見る)
- He watches TV everyday. (彼は毎日テレビを見る)
時制②:過去
「現在」は、過去のことを言いたい時に使う時制です。
<形>
- 動詞の過去形
<例>
- I watched TV yesterday. (私は昨日テレビを見た)
時制③:未来
「未来」は、将来のこと、未来のことを言いたい時に使う時制です。
<形>
- will + 動詞の原形
<例>
- I will watch TV tomorrow. (私は明日テレビを見るつもりだ)
時制④:現在完了
「現在完了」は、今現時点では、動作や状態がすでに完了していることを特に強調したい時に使う時制です。
<形>
- have + 動詞の過去分詞
- has + 動詞の過去分詞(主語が3人称・単数の場合)
<例>
- I have watched TV already. (私はすでにテレビを見てしまった)
- He has watched TV already. (彼はすでにテレビを見てしまった)
時制⑤:過去完了
「過去完了」は、過去のある一地点では、動作や状態がすでに完了していたことを特に強調したい時に使う時制です。
<形>
- had + 動詞の過去分詞
<例>
- I had watched TV already then. (私はその時、すでにテレビを見てしまっていた)
時制⑥:未来完了
未来完了」は、将来のある一地点では、動作や状態がすでに完了しているだろうことを特に強調したい時に使う時制です。
<形>
- will + have + 動詞の過去分詞
<例>
- I will have watched TV already. (私はすでにテレビを見てしまっているだろう)
時制⑦:現在進行
「現在進行」は、今現時点、動作や状態が進行中であることを特に強調したい時に使う時制です。
<形>
- be動詞の現在形 + 動詞の現在分詞
<例>
- I am watching TV now. (私は今、テレビを見ているところだ)
時制⑧:過去進行
「過去進行」は、昔のある一地点で、動作や状態が進行中であることを特に強調したい時に使う時制です。
<形>
- be動詞の過去形 + 動詞の現在分詞
<例>
- I was watching TV then. (私はその時、テレビを見ているところだった)
時制⑨:未来進行
「未来進行」は、将来のある一地点で、動作や状態が進行中であることを特に強調したい時に使う時制です。
<形>
- will + be + 動詞の現在分詞
<例>
- I will be watching TV then. (私はその時テレビを見ているところだろう)
時制⑩:現在完了進行
「現在完了進行」は、今現時点で、動作や状態がずっと進行中であることを特に強調したい時に使う時制です。
<形>
- have + been + 動詞の現在分詞
- has + been + 動詞の現在分詞(主語が3人称・単数の時)
<例>
- I have been watching TV. (私はずっとテレビを見ている)
- He has been watching TV. (彼はずっとレベルを見ている)
時制⑪:過去完了進行
「過去完了進行」は、過去のある一地点で、動作や状態がずっと進行中であったことを特に強調したい時に使う時制です。
<形>
- had + been + 動詞の現在分詞
<例>
- I had been watching TV then. (私はその時、ずっとテレビを見ていた)
時制⑫:未来完了進行
「未来完了進行」は、将来のある一地点で、動作や状態がずっと進行中であるだろうことを特に強調したい時に使う時制です。
<形>
- will + have + been + 動詞の現在分詞
<例>
- I will have been watching TV. (私はずっとテレビを見てしまっているだろう)
時制⑬:仮定法過去
「仮定法過去」は、現在の事実と反することが起きた場合や、将来の可能性がとても低いことが万が一起きた場合に、どうしていたか、どうなっていたか、を言いたい時に使う時制です。
<形>
- 助動詞の過去形(would, couldなど) + 動詞の原形
<例>
- I would watch TV. ((もし現在の事実とは違うことが起きていたら、または将来の可能性がとても低いことが万が一起きるのなら)私はテレビを見ただろう)
時制⑭:仮定法過去完了
「仮定法過去完了」は、過去の事実と反することが起きていた場合、どうしていたか、どうなっていたか、を言いたい時に使う時制です。
<形>
- 助動詞の過去形(would, couldなど) + have + 動詞の過去分詞
<例>
- I would have watched TV. ((もし過去の事実とは違うことが起きていたら)私はテレビを見ていただろう)
時制⑮:仮定法過去進行
「仮定法過去進行」は、現在の事実と反することが起きた場合や、将来の可能性がとても低いことが万が一起きた場合に、どうしていたか、どうなっていたか、を特に進行の形で表現したい時に使う時制です。
<形>
- 助動詞の過去形(would, couldなど) + be + 動詞の現在分詞
<例>
- I would be watching TV. ((もし現在の事実とは違うことが起きていたら、または将来の可能性がとても低いことが起きるのなら)私はテレビを見ているところだろう)
時制⑯:仮定法過去完了進行
「仮定法過去完了進行」は、過去の事実と反することが起きていた場合、どうしていたか、どうなっていたか、を特に進行の形で表現したい時に使う時制です。
<形>
- 助動詞の過去形(would, couldなど) + have + been + 動詞の現在分詞
<例>
- I would have been watching TV. ((もし過去の事実とは違うことが起きていたら)私はテレビを見ていただろう)
悪魔のドリル(かなり使える勉強法です)
以上16の全時制を見てきましたが、これを覚えてしまうとても良い方法があります。習うより慣れろを実践する方法です。
〈練習方法〉
以下に16の時制を並べています。これを上から下まで見ないでスラスラ言えるようになるまで、繰り返し口に出して練習するという方法です。瞬時に口をついて出てくるまで覚えてしまえば合格です。
この練習をするだけでかなり英語が上達するはずです。(私がそうでした)
私はこの練習法を「悪魔のドリル」と呼んでいます。やると相当疲れるのですが、かなり上達するからです。
では早速やってみましょう!
- I watch TV.
- I watched TV.
- I will watch TV.
- I have watched TV.
- I had watched TV.
- I will have watched TV.
- I am watching TV.
- I was watching TV.
- I will be watching TV.
- I have been watching TV.
- I had been watching TV.
- I will have been watching TV.
- I would watch TV.
- I would have watched TV.
- I would be watching TV.
- I would have been watching TV.
これが言えるようになったら、次に主語を変えてやってみます。
- He watches TV.
- He watched TV.
- He will watch TV.
- He has watched TV.
- He had watched TV.
- He will have watched TV.
- He is watching TV.
- He was watching TV.
- He will be watching TV.
- He has been watching TV.
- He had been watching TV.
- He will have been watching TV.
- He would watch TV.
- He would have watched TV.
- He would be watching TV.
- He would have been watching TV.
主語を変えたり、動詞を変えてみたりして、ひたすら練習してみて下さい。
100回、200回と繰り返し練習すると、徐々にスラスラ言えるようになります。文法も覚えてしまいますし、会話の時、さっと出てくるようになりますので、かなり役立つと思いますよ。
是非、お試し下さいね!
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