今後必ず役に立つ「一番大切なルール」とは?
英文を作るとき、守らなければならない一番大切なルールは何だと思いますか?
これから英語を読んだり書いたり、聞いたりしゃべったりする時に、非常に大事になるルールです。
それは、
- 一つの文には「主語」と「述語」が必ず一つずつなくてはならない
というものです。
厳密に言えば、「主語」「述語」といってしまうと「一つの単語」という意味ですが、「you and I(あなたとわたし)」といった2語以上の単語を使って、述語の主体を表現することも可能ですし、述語についても同じことが言えますので、正確には「主部」「述部」というべきかも知れません。
<言い直し>
- 一つの文には「主部」と「述部」が必ず一つずつなくてはならない
これは何度言っても言い足りないぐらい重要なことです。
どんなに複雑で長い文であっても、必ず、主語(主部)が一つ、それに呼応する述語(述部)が一つしかありません。
長くて複雑な文を読んで何を言っているのか迷ったら必ず探して下さい、主語(主部)と述語(述部)を。
主語(主部)と述語(述部)は必ず対になって現れるものですので「何がなんだ」「何がどんなだ」と主部と述部の関係を追ったとき、意味が通じていなければなりません。自分が話す時も、意味が通じるように話さなければなりません。
例外
言葉は生き物ですから、必ず原則から外れるものがあるものです。
例外1:
- 命令文のときは、主語(主部)は要らない、述語(術部)は一つ必要
人に何かを命令する文を「命令文」と言いますが、英語の場合、命令文には主語は要らない、というルールになっています。
形式上、主語は要らないのすが、意味上の主語は明白で、それは「あなた」です。
命令は話し相手にするものですから、「~しなさい!」といったとき、述語に呼応する主語は「聞き手」だと明白なので不要なのです。別の言い方をすれば、英語では、主語を省くことで「命令しているんだぞ!」と伝えることにしたのです。
命令文の作り方については後で説明します。
例外2:
- 「接続詞」を使えば、このルールをくつがえすことができる
先ほどの例にあった「You and I」の「and(~と、そして)」が接続詞です。
接続詞とは単語と単語、文と文などをつなげる働きをする単語です。これによって、一つの文が終わる前に、主語や述語を次々に登場させることができてしまいます。
なんと恐ろしい接続詞。接続詞の使い方も後々説明します。
例外3.
- 口語表現では「主語(主部)」や「述語(述部)」が省かれることがある
口語では文法はかなり崩れてしまいますので、当たり前と言えば当たり前ですが、正式な文法上では、主語や述語を省くことは、命令文以外は間違い、ということになっています。
まとめ
- 一つの英文には主語(主部)と述語(述部)が一つずつ必要
ただし、
- 命令文の時は主語(主部)は不要、述語(述部)が一つ
- 接続詞を使えば主語(主部)と述語(述部)は何度でも登場させることができる
- 口語では主語(主部)や述語(述部)が省略されることもある
例外については後々説明していきますので、今日は、大原則である
- 一つの英文には主語(主部)と述語(述部)が一つずつ必要
これだけ覚えておいて下さい。
今後ずっと役に立つはずです。
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