英語の勉強でやってはいけないこと6選(正しい勉強プロセスの紹介あり)

毎日英語を使って仕事をしているこじたむです。

昔は英語のできなさ加減にかなり悩みましたが、長年自分なりに研究するうちに、間違っている方法で勉強していることに気付き、改めてから、急激に上達するようになりました。

ある程度上達してから、対策を何もせず受けたTOEFLは大体CBTで270~280点程度でした。(iBT:110~115点の間くらい)最後の2~3問は正直答えが合っているか怪しかったのですが、それ以外は全て正解だったと思います。

英語を勉強してもなかなか上達しないと悩んでいる人は多いと思います。そういう人の多くは、自分の経験を基に考えると、間違ったやり方で勉強しているように見えます。

今日は、多くの人が陥っていると考える、間違った英語の勉強法について説明しようと思います。

ですので、次のような悩みを抱える人に読んでもらい記事となっています。

こんな悩みがある人に読んでもらいたいです
悩み
  • 自分の英語の勉強法が合ってるのか不安
  • なかなか英語が上達しない
  • どんな勉強が間違っているのか知りたい

こんな人には向いていませんので、読みでもあまり参考にならないと思います。

  • とにかく試験に合格さえすれば良い人(大学受験生など)
  • 良い点を取りさえすれば良い人(会社でただ高い点数を求められている人)
  • ちょっと英会話ができれば良い人(仕事で英語が不要な人)
目次

罠1.発音を疎かにすること

英語を勉強する際、発音まで気にして勉強する人はあまりいないのではないでしょうか。

ところが発音はとても重要で、最初に勉強しておかないと、癖がついてあとから直すのに相当時間がかかります。

正確に言うと、何もアメリカ人やイギリス人のような発音でなければいけない、ということではなく、英語で話した時に許容される程度に正しい発音を身に付けましょう、ということです。

具体的に言うと、例えば、「F」と「H」、「V」と「B」、または「L」と「R」の違いを明確に意識していますか?

なぜ発音が大切かというと、

自分が話せること=聞き取れること

というとても大切な法則があるからです。

例として挙げた「F」と「H」、「V」と「B」、または「L」と「R」 の違いは日本語には明確にはありませんので、普段あまり意識することはありません。しかし英語となると明確に異なる音ですので、相手はこれらを違う音として発音してきます。

普段から自分で意識していないと、相手が区別して話してきた音を拾うことができず、結局、「え?何?」となってしまいます。

もちろん発音だけが聞き取れない原因ではありませんが、重要な一要素ですので、初めから発音を疎かにせず、常に意識してする必要があります。

罠2.文法を疎かにすること

「文法を疎かにしてはいけない」とは、何も受験に出てくるような難しい文法問題が解けなければいけない、ということではありません。

基本的な部分はきちんとおさえましょう、ということです。

相手に文を理解してもらう時に一番大切なところは何だと思いますか?

それは、

主語、述語、目的語、補語、修飾語の関係を明確にすることです。

端的に言えば、なるべく完結した文を相手に発しましょう、ということです。

よく「文法なんてどうでもいい、言葉をつなげていけば通じるものだ」ということ聞きますが、それは、最悪どうしても文をとっさに作れない場合の心構えのようなものあって、きちんとした成人が相手とコミュニケーションを図るには、正しい文法を使いロジカル(論理的)に話さなければなりません。そのためには主語と述語、目的語、補語、修飾語を明確するという、基本的な文法知識が最低限必要なのです。

きちんと文法は勉強しましょう。

罠3.練習しないこと

英語を上達させたかったら一番大切なことは「練習すること」です。

「勉強」と言い換えても良いのですが、なんとなく「練習」というほうがしっくりきます。

繰り返し英語を真似して発話したりドリルをひたすら繰り返して、体に染み込ませることが大切なので、この繰り返しの作業が勉強というより練習という感覚なのです。

練習を重ねることで英語は上達します。もちろん、「正しい方法で」というのが前提ですが、とにかく練習すれば上達するし、しなければ上達しません。

ところが、これを知らない人が多いので、一回英文を読んで終わりとか、外国人とちょろっと話してOKと考えてしまうのです。これでは、英語上達は望めません。

罠4.英会話学校・短期留学に行って満足してしまうこと

英会話学校に行くだけでは英語は決してうまくなりません。

もちろん英会話学校にも通う利点はあります。それは練習の成果を試せるところです。

英語の上達には普段の練習が必要です。野球みたいなもので、普段練習もせず、試合ばかりしていてもうまくならないのと同じです。英会話学校や英語でする仕事はいわば試合ですから、試合に勝つためには練習が必要なのです。

ところが英語の勉強をしよう!という人が、英会話学校にいったり、ちょこっとオンラインで英語ネイティブとはなして満足している人をよく見かけますが、上達したところを見たことがありません。

もう少し言うと、私がアメリカに住んでいた時、何年も住んでいるにも関わらず、一向に英語が上達しない人を多く見かけました。英語の環境に身を置いてもそうなのですから、いわんや日本語の環境をやで、上達は望めません。

最近流行っている短期留学もその類で、練習もせず、いきなり試合、試合、試合の連続だけですから、あまり期待できません。

最初は練習9割、試合1割くらいで十分です。

罠5.読み流し・聞き流すしだけで終えること

確かに、通勤時間などで英語を聞かないよりは聞き流すだけでもしたほうが良いですし、何も読まないよりは読んだ方が良いのですが、これだけではあまり期待できません。

勉強したところを復習するためとか、これから勉強するところの予習のためとか、そういう練習の補完的な位置づけであれば効果があると思いますが、そうでなければあまり期待できません。

読み流し、聞き流しが効果があるのは、かなり上達した後です。勉強途中では一つの文を徹底的に理解し覚えるくらいの方がいいのです。

何を言っているのかわからないままただ読んだり聞いているだけでは、上達するのに相当時間がかかるでしょう。(というか、一生無理です)

罠6.ネイティブみたいに話せなければ恥ずかしいと思うこと

これは勉強法というより、心構えといったほうが良いですが、多くの日本人にとってこの心理的障壁はかなり高いのではないでしょうか。

確かに練習している時はネイティブのように話せることを目指してやるのですが、かと言って、いざ本番で、ネイティブのように話す必要は全くないですし、むしろ、許容される正しい発音と文法の範囲で、少し日本人的な「くせ」のある英語のほうが良いくらいです。

何故か?という話をし始めるとかなり長くなってしまいますので、またの機会にしたいと思いますが、端的に言えば、日本人にとって英語は外国語であるからです。当然ですね。それをわざわざ無理して話しているのですから、多少くせがあって当然ですし、それは日本に独自の言語があるという誇りにもつながりますので、誇りある日本人としては「くせ」を保持したいくらいです。

あまりに完璧を求めすぎて費用対効果の低いところで頑張ってもあまり意味がありません。

正しい勉強法=練習法とは?

では、正しい勉強法はどのようなものでしょうか?練習方法と言い換えても良いと思います。

正しい勉強法の全体像を整理したのが下の図です。

これを「英語勉強のフレームワーク」と呼んでいます。

<英語勉強のフレームワーク>

STEP1.発音を極める

アルファベットの発音からきちんと復習して、これから英語を練習する時に意識できるようにします。

STEP2.文法を理解する

文法は基本的なものから始め、何度も繰り返し勉強するのが効果的です。

また単元を学ぶ順番にも効果的な順番があると考えているのでが、それは別記事での説明に譲りたいと思います。

STEP3.文章読解のコツを会得する

文法と構文に注意を払いながら、主語、述語、目的語、補語、修飾語を理解する練習をします。

STEP4.シャドーイングを極める

シャドーイングとは、英語などを使う練習で、あるセリフを登場人物が話すのをそっくりそのまま言うものです。

この時の上達の具合は、STEP1~3の習得具合によってきますし、逆に言えば、発音や文法をしっかりやっていれば、これでかなりの効果が期待できます。

STEP5.単語・熟語をひたすら覚える

STEP1~4で出た単語や熟語は、一度調べたら調べっぱなしにするのではなく、是非、刷り込ませるくらいに覚えたいものです。

STEP6.試合する

ここで「試合」とは、英語のネイティブと話したり、英語での仕事をこなしたらり、という本番で英語を使う、ということです。ここで英会話学校は大活躍します。

まとめ

英語の上達を妨げる間違った勉強法は、端的に言えば、

  • 発音や文法といった基本をやらずに練習もしない
  • 完璧を求めすぎる

ということです。

これを踏まえて、正しい勉強法は、

  • 発音、文法といった基本をおさえ
  • 文章を読む練習と話す練習をし
  • 出てきた単語・熟語はかたっぱしから覚えて
  • たまに試合する

というものです。

このプロセスにそって愚直に練習していけば、かなり上達すると思います。

是非、頑張ってください!

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