【概要】
動詞によっては、動詞の後に、「目的語+補語」を必要とする場合があります。
代表的な動詞は、「name(~と名付ける)」「paint(~に色を塗る)」があります。
今日は、動詞の後ろに目的語+補語がくる英文を見てみましょう。
<基本英文法のフレームワーク>
「目的語+補語」を必要とする動詞
例えば、「name」という単語、これを動詞として使う場合「~にxxxという名前を付ける」という意味になり、「目的語+補語」が必要になります。
例:
- I will name the cat Tama. (私はその猫をたまと名付けるつもりだ)
ここで重要なことは、「the cat」と「Tama」には「=」の関係が成り立つということです。
「the cat = Tama」というわけです。
ここで「Tama」は「目的語を補完し説明する補語」となっています。
ところで、「cat(猫)」には「the」という冠詞が付いています。ということは、既に会話の中に「猫」が登場しており、どの猫の話をしているのか特定できている、ということが分かりますね。
「Tama(たま)」というのは、その猫に付けられる名前ですから「固有名詞」になります。ですから、始まりは「Tama」と大文字で始めます。
動詞の前には「will」という未来を表す「助動詞」が使われていますので、将来のことを言っている文だと分かります。助動詞が使われていますので、動詞「name」は原形です。
もうひとつ例をあげます。
例:
- I will paint the wall white. (私はその壁を白く塗るつもりだ)
「paint」は、「〜をXXX色に塗る」という意味の動詞で、後ろに「目的語+補語」が必要となります。
「壁を白く塗る」ということですから、ここでも「the wall = white」という関係が成り立っています。ですから、「white(白い)」は目的語「the wall」を補完し説明する補語ということになります。
ところで、ここでも「wall(壁)」に「the」という冠詞が付いていますね。ということは、既に会話で「壁」が登場しており、どの壁の話をしているのか特定できている、ということが分かりますね。
また、こちらにも「will」という「助動詞」が使われていますので、将来のことを話しているのだ、と分かります。助動詞が使われていますので、動詞「pain」は原形です。
目的語になれる品詞、補語になれる品詞
上の例にあるように、目的語「cat(猫)」も「wall(壁)」も名詞です。
目的語になれるのは、名詞の仲間だけ(名詞、代名詞)でしたね。
そして、補語として使われる「Tama(また)」は名詞、「white(白い)」は形容詞です。
「white」に関しては、日本語に訳すとどうしても「白く」と副詞的に訳さないと意味がおかしくなりますので、一瞬副詞かなと考えてしまうかもしれませんが、英語で「white」は形容詞です。
補語になれるのは「(代)名詞」か「形容詞」だけというルールはここでも変わりません。
まとめ
- 動詞によっては、動詞の後ろに「目的語+補語」が必要となる場合がある。
- 「補語」は「目的語」の後ろに置いて、目的語を補完し説明する役割を持つ。
- 目的語になれるのは「(代)名詞」だけ、補語になれるのは「(代)名詞」と「形容詞」だけ。
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