【要点】
否定文同様、疑問文を作る時のルールは基本的にシンプルです。
主語と、述語にある一つの単語の位置を入れ替えるだけです。
今日は基本となる疑問文、「~ですか?~しますか?」と肯定的に質問する時の疑問文の作り方を見ていきます。
疑問文を作る時の確認フロー
疑問文を作る時の確認ステップは否定文の時と全く同じです。
①まず助動詞を使うかどうかです。助動詞を使う場合、助動詞を主語の前において完了です。
②助動詞が使われない場合、完了形を使うかを確認します。完了形を使う場合、have/has/hadを主語の前に置けば完了です。
③助動詞も完了形も使わない場合、be動詞を使うか確認します。be動詞を使う場合、be動詞を主語の前に置けば完了です。
④最後に、一般動詞の場合、なぜかdo/does/didという助動詞のような単語が出てきて、これを主語の前に置いて、動詞を原形にして完了です。
それぞれ①~④を見ていきましょう。
①助動詞を使う場合の疑問文
基本的な助動詞は全部で9ありましたね。
助動詞を使う文の場合、助動詞を主語の前に置けば疑問文になります。
つまり、主語と助動詞の位置を逆転させれば良いのです。
例
[平叙文] I can go. (私は行くことができます)
[疑問文] Can I go?(私は行くことができますか?)
そして質問に対する回答は以下のようになります。
[yesの場合] Yes, you can. (はい、あなたは行くことができます)
[noの場合] No, you can’t. (いいえ、あなたは行くことができません)
このように、Yes, Noの後に、主語+助動詞で文を止めて回答します。
質問で使われた助動詞を使って回答するのが基本です。
回答が否定の場合は、通常短縮形を使います。
②完了形を使う場合の疑問文
完了形には、現在完了(現在完了進行形も含む)、過去完了(過去完了進行形も含む)、未来完了(未来完了進行形も含む)がありますね。
完了形の場合、進行形であっても通常の形であっても、have/has/hadと主語の位置を入れ替えれば疑問文になります。
例
[平叙文] I have eaten lunch. (私は昼食を食べました)
[疑問文] Have I eaten lunch? (私は昼食を食べましたか?)[現在完了]
[疑問文] Have you eaten lunch? (あなたは昼食を食べましたか?)[現在完了]
[疑問文] Has he eaten lunch? (彼は昼食を食べましたか?)[現在完了:主語が3人称単数]
[疑問文] Had you eaten lunch? (あなたは昼食を食べてしまっていましたか?)[過去完了]
そしてこの質問に対する回答は、以下のようになります。
[yesの場合]
Yes, I have. (はい、食べました)[現在完了]
Yes, he has. (はい、食べました)[現在完了:主語が3人称単数]
Yes, I had. (はい、食べてしまっていました)[過去完了]
[noの場合]
No, I haven’t. (いいえ、食べていない)[現在完了]
No, he hasn’t. (いいえ、食べていない)[現在完了:主語が3人称単数]
No, I hadn’t. (いいえ、食べてしまってはいなかった)[過去完了]
このように、Yes, Noの後に、主語+have/has/hadで文を止めて回答します。
質問で使われたことば(have/has/had)を使って回答するのが基本です。
ここでも、否定で回答する場合は、通常は短縮形を使います。
③be動詞を使う場合の疑問文
助動詞、完了形が綱われない場合、be動詞は以下枠線で囲った部分の形で出てきます。
be動詞が使われている場合、be動詞と主語の位置を逆転させれば、疑問文になります。
例
[平叙文] She is cute. (彼女は可愛らしいね)
[疑問文] Is she cute? (彼女は可愛らしいですか?)
そしてこの質問に対する回答は、以下のようになります。
[yesの場合] Yes, she is. (はい、可愛らしいよ)
[noの場合] No, she isn’t. (いいえ、可愛らしいくはないよ)
ここでも、使われたbe動詞をそのまま使って回答します。
また否定で回答する場合は、通常は短縮形を使います。
④一般動詞を使う場合の疑問文
最後に、助動詞がない、完了形でもない、be動詞も使われていない場合、一般動詞が使われているはずです。
その場合、なぜか、do/does/didといった助動詞のような働きをすることばが出てきて、これを使って疑問文を作ります。
例
<時制が現在の時>
[平叙文] I play tennis. (私はテニスをします)
[疑問文] Do you play tennis? (あなたはテニスをしますか?)
主語が3人称単数の時
[平叙文] He plays tennis. (彼はテニスをします)
[疑問文] Does he play tennis? (彼はテニスをしますか?)
<時制が過去の時>
[平叙文] I played tennis. (私はテニスをしました)
[疑問文] Did you play tennis? (あなたはテニスをしましたか?)
回答は以下のようになります。
<時制が過去の時>
[疑問文] Do you play tennis? (あなたはテニスをしますか?)
➡
[yesの場合] Yes, I do. (はい、しますよ)
[noの場合] No, I don’t. (いいえ、しません)
主語が3人称単数の時
[疑問文] Does he play tennis? (彼はテニスをしますか?)
➡
[yesの場合] Yes, he does. (はい、しますよ)
[noの場合] No, he doesn’t. (いいえ、しません)
<時制が過去の時>
[疑問文] Did you play tennis? (あなたはテニスをしましたか?)
➡
[yesの場合] Yes, I did. (はい、しましたよ)
[noの場合] No, I didn’t. (いいえ、してません)
Yes, Noの後に、主語+使われたdo/does/didで文を止めて回答します。
質問で使われたことば(do/does/did)を使って回答するのが基本です。
ここでも、否定で回答する場合は、通常は短縮形を使います。
まとめ
疑問文を作るには、助動詞、完了形で使うhave/has/had、be動詞と、主語の位置を逆転させるだけなのですが、なぜか、これらが使われておらず、一般動詞が使われている場合だけ、do/does/disという助動詞のような単語が出てきて疑問文を作ります。
これは否定文でも同じでした。
このように、否定文と同様、疑問文には作成の時のルールがありますので、一気に覚えてしまうのが早いと思います。
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