【概要】
日本語にも「私自身」とか「あなた自身」といった言い方をすることで、誰のことを話しているかをより強く強調する語があります。
これを英語では、こういった語を「再帰代名詞」と呼びます。
- I hit myself. (私は私自身を殴った)
「myself」は「私自身」という再帰代名詞です。自分の行為や行動が自分に再び帰ってくる時に使われるため、そう名付けられたのです。
目次
再帰代名詞
以下、再帰代名詞です。
単数の時には「~self」というつづりが、複数になると「~selves」と変化していることに注意です。
再帰代名詞が使われるとき
1.動詞(ある行為や行動)の対象が自身である場合(本来の用法)
- I like myself. (私は私自身が好きだ)
「好き」の対象は「自分自身」です。「好き」の目的語が自分自身ということです。ですので「myself」を使います。
この使い方が再帰代名詞の基本的な使い方です。
2.話の対象を特に強調したいとき(派生的な用法)
この場合、通常強調したい語のすぐ後ろに再帰代名詞を置きます。
- I myself like him. (私自身は彼が好きだ)
「他の人は分らないが私はと言えば彼が好き」という感覚です。
主語として単独では使われない
再帰代名詞は、通常他に主語があって、その動作が自身に帰ってくる場合や、強調したい言葉の後ろに置きますので、単独で主語として使われることはありません。
主語として代名詞を使う場合は、
- 主格を使う(I, you, he など)
- 独立所有格を使う(mine, yours, hisなど)
の2通りとなります。
まとめ
これまでの代名詞の一覧表に入れて、まとめて見てみます。
行為・動作の対象が自身となる時、または強調したい言葉がある時に使う代名詞、再帰代名詞でした。
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