英語の勉強で陥ってはいけない3つの罠【急がばまわれ。英語習得までのステップも公開!】

【概要】

こじたむ

今日は、

「英語の勉強をするにあたって、大切なことは何か、焦点をぼかさいように気をつけましょう」

という話をしたいと思います。

 

以下のような人に読んでもらいたい記事となっています。

 

<対象読者>

  • 自分の英語勉強法が正しいのか不安な人
  • 何が正しい英語の勉強法か、悩んでいる人
  • これから英語を学ぼうと考えている人
  • 英語に再チャレンジしようとしている人

どちらかというと、社会人を想定して書いていますが、真に役立つ英語をマスターしたい高校生や大学生の方なんかにも参考になると思いますよ。

 

目次

英語学習で陥ってはいけない3つの罠

私はほぼ毎日のように、英語を使って仕事をしていますが、

ねこちゃん達との会話にあるように、実は英語テストで高得点をあげた人でも、

多くがチームを組んで仕事ができないし、任せられない、という悩みがあります。

 

端的にいうと

  • 仕事ができる英語のレベルではないから
  • 英語ができても仕事ができないから

このどちらかになります。

 

ちょうどバランスよく両方できる人がなかなかいません。

 

もしあなたが、

英語もできて仕事もできれば、上司からの受けもよくなること間違いなし

活躍の場がかなり広がると思います。

 

私の経験からすると、

  • 仕事がバリバリできる日本人
    多くは日本の環境で鍛えられてきているため、英語で仕事ができる人が少ないです。
  • 英語ネイティブな外国人
    職業柄、日本語がほぼネイティブ並みでないと困るのであまり頼れないです。

 

今は国際化の波もあり、日本人で英語ができるとかなり有利になるし、活躍の場が増えると思います。

英語を勉強しようと思っている人も多いと思いますが、陥りやすい「罠」には十分気をつけましょう!

 

 

罠1.点数至上主義:英語テストで高得点=ゴールに陥る罠

 

私の経験から言って、英語の点数が高いからといって、イコール英語で仕事ができる、ではありません。

 

経験則から言えば

  1. 英語ができれば、テストでは通常いい点は取れる
  2. ただし、点数が良いからといって必ずしも仕事で通用する程度の英語ができるとは限らない

という法則があります。

 

わかり易く図にするとこんな感じです。

<図1>

 

英語のレベルについていうと、日本人で、例えば、TOEICで900点なんて人は今まで何人も会いましたし、採用面接でも多く会いました。

 

面接では「はい、英語は大丈夫です!」と答えたりします。

 

それを鵜呑みにして採用決定して(採用理由はそれだけではないですが)、いざ

 

「今日は海外チームと英語で会議があるから出てください」

 

なんてお願いすると突然腰が引けたりします。

 

会議後には「何を議論しているの全く聞き取れませんでした」とか言うわけです。

 

え~!?

 

と本当、腰が抜けそうになることが何度もありました。

 

こういう人を非常に多く見てきました。

 

そこで、今ではこう考えています。

 

「英語の点数が良いことと、英語で仕事ができるということは、ほとんど関係ないな」と。

ですので、もう最近では、TOEIC900点?ふ~ん、という感じです。

 

もちろん、それはそれで凄いな、と思います。しかし、正直「あやしいな」と疑ってしまいます。

実際、一緒に仕事をしてみないとわからんな、と。

 

実際、高得点でも英語で仕事ができない人が多いので、高い点数の意味がほぼないからです。

 

その勉強方法、大丈夫ですか?

世の中には、「TOEIC勉強法」とか「短期間で点数を上げる方法」とかいう本やら売り込みを多く見かけますよね。

 

短期間で400点から900点まで点数が伸びた!」みたいな。

 

しかし、表面的な宣伝文句に惑わされてはいけません

 

よく考えてみましょう。

 

短期間で点数を上げた!と聞いて、次のどれに該当するでしょうか?

 

  1. 「本当は英語ができないんだけど、テクニックで点が良くなった」
  2. 「本当は英語ができるけど、最初の点数がたまたま良くなかっただけで、2回目受けたら想定通り良かった」
  3. 「もともと英語ができなかったけれど、短期間で英語がバリバリできるようになって良い点数も取れた」

 

どれなのでしょう?

 

宣伝だけを聞くと3を想像するでしょう。

 

しかし、本当に全然英語ができなかった人が、そんなに短期間に英語をマスターできるのでしょうか

 

よーく考えて、このての宣伝文句をもう一度聞くと、

 

1.「本当は英語はできないんだけど、テクニックで点だけはよくする事ができた」

 

というにおいがぷんぷんします。

 

実際、「えー?こんなんでTOEIC900点なんだー?!」なんて人と数多く会ってきますと、おそらく点数の取り方のコツみたいなものがあるのではないか、と思わざるを得ません。

 

アイ・キャッチのため、どうしてもTOEICなどの点数を全面的に売り文句に出すのが効果的なのは理解できます。

 

しかし、それを見る、我々受け手側としては、はやり

  • 本当だろうか?
  • 内容はきちんとしているだろうか?
  • 真の実力をつけるような学習内容になっているのか?

といった点を見極める必要があります。

 

しかし、点数優先で高い点数がどうしても必要な場合は確かにありますよね。

 

例えば、受験とか、入りたい企業が求める条件になっていたりする場合。

 

それでも本来の目的、

「英語を本当に使えるようになること」

を忘れてはいけません。

 

「点数至上主義」とばかりに、英語テストで高得点を獲得することがまるでゴールのようになってはいけません

 

本末転倒と言いますか、本質的に、考え・アプローチが間違っています

 

結局、この「点数至上主義」な考えは、結果的にあなたの評価を下げる要因になってしまう可能性もあるので本当に注意が必要です。

英語テストで高得点をたたき出していて、「あいつは英語ができる」と思われていたのに、いざとなったらできなんですから。

 

従って、私は、TOEICなりの英語の試験に対しては、あまり真剣に取り組まないほうが良いとさえ考えています。

テストの勉強そのものを全面的に否定するわけではありませんが、良い点数さえ取れればいいんだ、とばかりにテクニックに走る勉強法はお勧めはできません。

 

英語で仕事ができるようになることを目指す皆さんには、是非、英語がだいぶできるようになったから、テストでも受けてみようかな、と思って受けたら良い点数が取れた」という、本質的に正しい状態を目指して欲しいな、と心から思います。

 

罠2.英語ネイティブ至上主義:ネイティブに頼りすぎる罠

 

もし、あなたが社会人で、英語習得に再チャレンジしようとして家庭教師を雇うとします。

 

あなたならどちらを選びますか?

 

  1. 英語ネイティブ
    (アメリカ人やイギリス等や、幼少のころから英語圏で過ごしたバイリンガル)
  2. 苦労して英語を習得した日本人

 

私なら

 

2.苦労して英語を習得した日本人

 

を選びます。

 

本当は、両者を目的に応じて使い分けるのがベストなのですが、これから再チャレンジという状態で、どちらかを選ぶとすると、断然2です。

 

なぜか?

 

まず第一に、大人になってから外国語を学ぶには、日本語をベースにした方が断然効率的だからです。

 

もう一つの理由の前に、もう少し分かりやすい例を上げましょう。

 

あなたは、これから数学を基礎から勉強し直そうとして、家庭教師を雇おうとしています。

 

どちらを選びますか?

 

  1. 幼少のころから数学の神童を言われ、いともたやすく数学をマスターしてきた天才
  2. もとは苦手だったが、苦労して数学をマスターしてきた努力家

 

2を選びませんか?

 

それは、あなたが不得意な数学に対して、天才からは「なんでそんなのわからないの?簡単じゃん」と言われそうですし、努力や理解のプロセスが省かれそうなので、自分に適していないと直感的に思うからですよね。

 

つまり、不得意な人目線で、理解するプロセスをきちんと説明しなさそうなんです。

 

英語の場合も同じです。

 

英語のネイティブであれば、数学の天才と同じような感じとなるでしょうし、どちらかというと

 

「日本語の○○は、英語ではこういう」

 

みたいな、正直「辞書的な機能」となり、肝心の英語学習のプロセスに焦点が当あたらないことが想定されます。

 

これでは、習得までのアプローチが体系だっていないので、闇の中を手探りで進むようなもので、いつになったら「できる」を実感することができるか正直不安になります。

 

英語なり数学なり、これから学ぼうとする人にとっては、習得のプロセスの全体像、いわばロードマップのようなものを描いて、リードできる人のほうがよほど意味がありますし、つまずいた時に助け舟をだせるかどうか、が重要になります。

 

では、英語ネイティブとはどのような場で活用するのが良いのでしょうか。

 

それは、いわゆる「実験」「テスト」の位置づけ、つまり、これまでの学習を再確認する「練習の場」であり、ある程度習得した時、英語を高度化していく時の訓練として活用するのが良く、一からやり直そうとしている時に頼ってはいけない、と考えます。

 

もうちょっと言うと、英会話学校に通うだけでは、まず英語習得は難しいでしょう。

 

一番理想的な「家庭教師」は、

「英語習得に苦労した経験から、最も効率的な勉強方法を研究したうえで、英語習得までの全体像を描いてくれて、懇切丁寧にリードしてくれる人」と言えます。

 

罠3.完璧主義:バランスを見失う罠

 

我々が目指すのは、英語を使って仕事ができる状態です。

 

あくまで、英語は「ツール」です。道具でしかありません。

 

大前提として、日本語の環境において仕事ができる、ことが必要です。

 

英語の前に、最も重要な、仕事のスキルを磨くことを怠ってはいけません。

 

仕事ができて、その上で英語ができるから付加価値があり、重宝されるということを忘れてはいけません。

 

ですから、英語、英語と英語の勉強ばかりに比重を置いて、完璧を求め、肝心の本来の仕事のスキルや能力を高めるための時間を割かないことがないようにしなければなりません。

 

要はバランスが重要なのです。

 

英語習得においては、効率的に習得する技と同時に、最低限使えるレベルで良しとする妥協も必要です。

とは言っても、その最低限は、一般からすると、かなり高いレベルなのかも知れませんが、完璧を求めすぎてもいけません

 

「いや~、自分は英語はできませんから」といって、普段は英語での仕事を避けたりするのに、やらせてみるとまあまあ上手く乗り切る人もいたりします。

 

話すとかなりブロークンだし、確かに英語マスターとは言いがたいかも知れませんが、重要な点をきちんと押さえることができる、つまり仕事ができるから、ロジック立てて相手との意思疎通ができる、という人も少なからずいるわけです。

 

正直、それで良いのです。

 

「英語ができる人」は世の中に溢れていますので、どうしても、そういう人と比べて英語だけを見ると見劣りするため、恥ずかしさが先に立って、仕事の場でうまく活用しきれない人が多いと思います。

 

ですが、大切なのは、何度も言うように、「英語を使って仕事ができれば良い」のですから、完璧でないと恥ずかしいと思わず、あくまで意思疎通のツールと位置づけ、ブロークンでもOKと割り切ることも重要なのです。

 

英語ネイティブでない外国人と話していますと、結構文法間違いだらけな英語で話してきますし、発音も癖が強かったりする場合も多いです。

 

しかし、そんなことどうでもいいのです。

 

意思疎通できる最低限のレベルは確かにあります。

それを超えて意思疎通ができれば、まずはそれで良いのです。

 

大切なのは、きちんと筋道だてて、ロジックをもって相手に言いたいことを伝えること、そして相手の要求は何か、を見極め、対応し、仕事を進めていけること、なのです。

 

英語習得のプロセス

以上を踏まえて、英語習得までのプロセスはどうあるべきか、習得にあたってのポイントを書いていきます。

 

これは、20年以上苦労してきた私個人の実経験を踏まえ、結局は最も効率的だと確信するものです。

 

STEP1:まずはここから。アルファベットの発音を極める

 

え?と思う方も多いと思います。

 

アルファベットだと~?!と。

 

そうです、アルファベットなんです。

 

このアルファベットの発音をまずは極めることが、非常に重要で、最終的にかなり効いてきます。

 

これをやるとやらないとでは、天と地、大差となって現れてきます。

 

英語は言語ですから、やはり会話にその真髄があります

 

ビジネスの場では、相手がすべて懇切丁寧に書面にしてこちらに意思を開示する場面は想定できません。必ず、電話なり会議なりでの会話がつきものです。

 

書面上ですべてやり取りするのは、契約書関係など、一部の局面ではないでしょうか。それでも、社内でのやり取りで会話による補足があったりします。

 

比重としては、会話をして話を進めていくことが多いのが実際だと思います。

 

そして会話において大前提として重要なことが発音です。発音が完璧とまでいかなくても、許容範囲に収まっていることです。

 

発音には、許容範囲というものがあります。

 

発音が良くないと相手に伝わりずらいですし、相手の言っていることが理解できなかったりします。そういった会話においては、発音を「許容範囲内で」マスターしているか、が重要で、上達スピードがかなり異なってきます

 

その発音の基礎をなすのが、アルファベット、一文字一文字の発音なのです。

 

効率的にマスターしたい、と考えていた方には、一見遠回りのように見えるかも知れませんが、結局最後に大きく効いてきますので、重要ポイントです。

 

「急がば回れ」ですね。

 

POINT1:これからは全て正しい発音で

 

アルファベットの発音をマスターしたら、今後は、すべての単語は、アクセントと呼ばれる強調箇所と共に、正しい発音を意識して覚えていくことが必要です。

 

日本式の発音を捨てることです。

 

そのためには、発音記号についても少しマスターしたほうが良いです。

 

正直、発音記号は本質ではないのですが、正しい発音を知るうえで理解しておくとより効率的なので、できれば大枠は理解しておいたほうが良いと思います。

 

もっとも最近では、発音付き電子辞書などで、発音を知る手段が他にありますので、発音記号を知る必要は薄くなってきていますが、便利ではあります。

 

STEP2:短期間で文法の基礎を覚える

 

次に「基本的な文法」をマスターします。

 

この「基本的な」というところがミソなのですが、文法をマスターするにあたっては、いきなり詳細・難解な部分まで突っ込んでいってはいけません

 

これは「挫折・失敗パターン」です。

 

つまり、最初から詳細・難解な文法んに入り込んでしまうと、全体感が掴めず、ゴールが見えないなか進むため、「まだあるのか~」「一体どこまで続くんだー」と心が折れて挫折するのです。

 

これは、受験勉強にも当てはまると思います。

 

POINT2:文法は3段階でマスターする

 

文法マスターのコツは、3段階での学習にあります。

 

要は、

 

第1段階:超基礎的部分

第2段階:骨格部分

第3段階:詳細・難解な部分

 

文法のように、分量は多いが範囲が決まっているものは、何度か繰り返して、全体感を掴みつつマスターしていくが良いのです。

 

いきなり詳細・難解部分まで入って進んで行こうとすると、埋もれてしまって全体感がつかめず道に迷い、結果やる気を失う原因となりますし、覚えられません。

 

ですから、全体感を掴むことを優先するのが良いのです。

 

3段階くらいにわけて、何度か同じ文法の概念を繰り返し、思い起こしながらマスターしていくのです。

 

以下で、各段階でどのようなことを勉強するのか、イメージを持っていただくために概要を書いていきます。

 

文法マスター第1段階:超基礎的部分とは(例)

 

例えば、まずは基礎的な文法用語の理解はどうしても必要なので、それを理解。

 

・品詞:名詞や動詞など。

・文中の働き:主語、述語など。

 

次に、

 

・肯定文、否定文、疑問文、命令文、感嘆文の違い。

・英語と日本語の語順の違い 

・文法概要

 

といった超基礎的な部分をまずざっと確認していきます。

 

3番目の「文法概要」とは、文法書にある各章を思い浮かべていただければ良いと思います。

概ね、どんなことを勉強しなければいけないのか?という説明+簡単な文章例などを交えながら、ささっと学ぶイメージです。

 

文法マスター第2段階:骨格部分とは(例)

 

骨格部分とは、いわゆる文法の参考書なんかで編纂されている章の基本的な部分。

 

例えば、比較とか動名詞などで、その基本パターンを学びます。

 

この基本的な部分だけを、確認して練習問題などで解いていき、覚えていくのがこの段階となります。

 

文法マスター第3段階:詳細・難解な部分

 

そして、第3段階は、よ~く基本的な部分を理解した後に、初めて、大学受験なんかに出てきそうなところを学びます。

 

例えば、

 

・Tom can no more swim than Mary. 

・She is not so much lucky as clever. 

 

といった、ビジネスの文脈ではあまりでてこないが、大学受験の文法・語法系の参考書や問題集にあるようなもの。

正直、上にあげた文章などは、ほぼお目にかかりませんので、こういう言い方もあるのね、くらいの理解で良いと思います。

 

以上のように、文法学習は難易度別に切り分けて繰り返しながら、徐々に詳細を詰めていく、という進め方でマスターていくのが良いのです。

具体的にどこからどこが、基礎、基本、詳細・難解なのか、については、詳細をここで網羅できませんが、およその目安としては、

 

基礎・基本=中学レベル+関係代名詞・関係副詞

詳細・難解=大学受験レベル

 

と考えて良いと思います。

 

文法書は何が良いか?

 

これは受験生などからもよく聞かれるのですが、正直、私が「素晴らしい!」と思える文法書に出会ったことがないので、結論から言えば、自信をもって勧められるものがない、というのが正直な感想です。

 

英語文法の参考書を見ていると、初めから、色々な単語が出てきて、色々な文章を示して説明してきます。

 

文法を学びながら、なるべく多くの単語や文章に触れてもらおうしているのだと思います。

 

あるいは、網羅性がないとの批判を恐れてそうしているのかわかりませんが、「文法の学習」が第一の目的なので、欲張らずに、文法の説明だけに特化して欲しいな、といつも思います

 

例えば、こんな感じ。

 

=====(以下は参考書からの抜粋)=========

平叙文 肯定文と否定文の文例:

 

  1. My sister is a college student.
  2. My sister is not an office worker.

 

  1. We go to school even on Saturday
  2. We don’t go to school on Sunday

 

  1. My brother can swim very fast. 
  2. My sister can’t swim very fast. 

※下線部は異なっている単語、黄色下線は本当に伝えたい文法部分

=====(ここまで)=========

 

1と2は、おそらく、

 

My sister is a college student, so she isn’t an office worker. 

 

といった会話の流れを意識したものと思われますが、

以下のほうが「文法の学習」という目的を達成するために、より効率的です。

 

(肯定する場合) My sister is a college student.

(否定する場合) My sister is not a college student.

 

このほうが、違いに焦点があたり、端的でわかりやすくないでしょうか?

 

参考書の例文だと、例えば、「Office worker」という新しい単語を調べる必要があり、一瞬でも神経がそちらにそがれるんです。

 

また、参考書からの抜粋例では、肯定文と否定文という概念を説明するために、

 

1.Be動詞のパタン

2.一般動詞のパタン

3.助動詞のパタン

 

をすべて事例として挙げています。

 

肯定・否定という概念を説明するのに、まだ、Be動詞も一般動詞も、助動詞も学んでいない、この段階で必要でしょうか?

 

わかってる人からすれば、「そうだね」となりますが、これから学ぼうとしている人にとっては、意味がよくわからず、情報過多なんです。

 

更に、文例を示した後の説明の部分では、いきなり、過去形だの未来形だのの話まででてきて、なんだかごちゃごちゃしてしまっていて、何を説明したかったのか、焦点がぼけてしまってよくわかりません

 

こういうのって、すでにわかっている人が書いちゃってるから、わかりずらい、ということがわからないんだろうなーと思っていつも眺めてます。(笑)

 

いつか自分で「効率的な文法学習」に特化した文法学習書を編纂したいな、と本気で思います。

 

文法学習は文法に特化して、勉強しきるのが最も効率的だと思います。

 

STEP3:文章を読み込む

 

文法の基本をマスターしたら、あとは簡単なもので良いので、文章を読み込んでいき、文法を確実なものとしながら、新しい単語を身に着けていきます。

 

文章読み込みの際のポイントは以下。

 

POINT3:「文法を意識すること」と「文を頭から理解する練習をすること」

 

文章を読むときのコツとしては、文法を意識して読むことがとても重要です。

文法とは文の構造と置き換えても良いと思います。

 

要は、何が主語で何が述語かです。

 

これがわかれば、文章の構造を理解するのは比較的簡単にできるようになります。

 

まずは、主語、述語です。

 

そして、いちいち返り訳なんてしないで、から読んで意味を理解する、という訓練が大事です。

 

文章を決めて、

  • 発音
  • 文の構造
  • 意味

を理解の上で、文章を頭から理解していく訓練をします。

 

最低でも同じ文章を50回くらいは繰り返し音読するのが良いでしょう。

 

できれば、音声付きの教材なんかがあると、真似して音読できますので良いですね。

 

よく全文翻訳は必要か、という質問がありますが、時間がかかる割りに効果が薄いですので、あまりお勧めはできません。

 

ただし、主語と述語、文章の意味するところが、理解と合っていたか?といった確認は必須です。

 

STEP4:シャドーイング

 

文章の読み込みと同時に、シャドーイングも行います。

 

つまり、映画やニュースを見て、そっくりそのまま真似して喋る練習です。

 

ここでも、新しい単語や熟語はノートに書きだして、覚えていきましょう。

 

POINT4:単語はここで学んでいくのが、最も効率的。

 

わからない単語に出くわしたら、必ず調べて正しい発音と一緒に覚えていきましょう

 

文章の音読とシャドーイングの時に覚えた単語は結構覚えているものです。

 

間違っても、単語本なんか買って、意味なく最初から覚えようとしてはいけません

 

単語本は、確認用で使うのがよく、一から覚えるために使ってはいけません。

 

せっかく繰り返しシャドーイングの練習をするのですから、すべての文章の意味と発音をきちんと理解したうえで、練習しましょう。

 

 

大まかに言って以上の4ステップが、英語マスターへの道となります。

 

これまでお話しした勉強方法についての多くは、書籍などで参考となるものがあったり題材があるのですが、難点は文法です。

 

重要であるにも関わらず、適切な指南書のようなものがありません。

 

そこで、まずは、基礎、基本を学ぶために、中学英語の参考書を買ってきて、繰り返すのが良いと思います。

 

できるだけ薄いのがいいですね。ごちゃごちゃ多くの情報を初期段階から求めてはいけません。

 

それに、高校英語の参考書を買って、関係代名詞+関係副詞を足せば、実は文法のかなりの部分はマスターできると思います。

 

まとめ

 

以上、英語学習の際、陥ってはいけない落とし穴と、英語習得までの大まかなステップを説明しました。

 

さくっとまとめると以下のようになります。

 

1.テクニック論や高得点獲得に走らず、真に英語ができる状態を目指すべき

2.仕事ができる上で英語ができるから重宝されることを忘れずに

 

英語マスターへの道として、

 

1.発音を重視すべき

2.文法では3段階で考え、全体感を把握しながら進めることが大切

3.文章音読(頭から理解する訓練)

4.シャドーイングでマスターへの道へ

 

といった、かなりざっくりですが、概要をお話しました。

 

意外と、当たり前の事を言っていると感じたかも知れませんね。

 

あるいは、なるほどと感じてくれた方もいるかも知れません。

 

英語学習に奇策はありませんので、やはり王道を基本に考えるのが正しいと思います。

 

しかし王道を行くにも効率的、効果的な「歩き方」があります。

 

興味のある方は、以下記事をお読み下さい。英語マスターの真髄的な部分に触れています。

 

最速マスター!英語習得たった1つの本質【勉強を始める前に知っておくべきこと】

 

それは、また別の機会に。

 

是非、参考にして頂き、英語で仕事ができる人を目指して欲しいと思います!

 

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!!

 

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