【初心者向け】基本英文法(3週目)疑問文の作り方3:疑問詞「how+形容詞・副詞」を使った疑問文

「Yes, No」では答えられない疑問文を作る疑問詞には、whatやwhenのように「wh」から始まる疑問詞と「how」という疑問詞があります。

5W1Hのところで話したように、「how」には「①どうやって ②どう(いう具合で)」という2つの意味があります。

How did you go to the party? (どうやってそのパーティーに行ったの?)

How are you? (あなたはどういう具合ですか?➡調子はどう?)

5W1Hについては以下の記事で説明していますので、興味ある方はお読み下さい。

「how」は、すぐ後ろに形容詞や副詞を続けて「どのくらい」という意味を作ることもできます。

何かの程度を尋ねる時に使うことができます。

How + 形容詞・副詞=「程度」を尋ねることば

今日は、how + 形容詞・副詞を使った疑問文にはどのようなものがあるのか、見てみます。

目次

How + 形容詞・・・?

「how + 形容詞」で、「どのくらい~なのですか?」と、程度疑問文を作ることができます。形容詞であればなんでもhowにつけることができます。

How+形容詞:疑問文の作り方ステップ

How old are you?(あなたは何歳ですか)

この「old」は「古い」という形容詞です。

これは、例えば、

You are seventeen years old. (あなたは17歳です)

の「seventeen years old(17歳)」の部分が分からないので、

  1. 「seventeen years old」を「how old」に置き換えて
  2. 文の一番最初に出して
  3. 後ろを疑問文の形にする(ここではbe動詞が使われているため、be動詞と主語「you」の位置を入れ替える)

というステップで疑問文を作ります。

注意点は、「how」と「old」は「どれくらい古い」と修飾・非修飾の関係が成り立っているため切り離さず、あたかも一つの単語のように扱い、一緒に文の先頭に持ってくるという点です。

他にも形容詞であれば何でもhowの後に付けることができます。

  • How far is it?(それはどのくらい遠いの?)
  • How close is it?(それはどのくらい近いの?)
  • How large is it?(それはどのくらい大きいの?)
  • How small is it? (それはどのくらい小さいの?)
  • How long is it?(それはどのくらい長いの?)
  • How short is it?(それはどのくらい短いの?)
  • How beautiful is it? (それはどのくらい美しいの?)
  • How ugly is it?(それはどのくらい醜いの?)

などなど、形容詞の程度を聞きたい疑問文になりますから、どんな形容詞でもOKです。

How + 副詞・・・?

同じように、副詞もhowの後ろに付けて、「どのくらい~なのか?」という意味となり、疑問文を作ることができます。

How +副詞:疑問文の作り方ステップ

「How +形容詞」と全く同じステップで疑問文を作ります。

How often do you go to the church? (どのくらいの頻繁にその教会に行くのですか?)

この「often」は「しばしば」とか「頻繁に」という副詞です。

これは、例えば、

You go to the church everyday. (あなたはその教会に毎日行く)

という文の「everyday(毎日)」の部分が分からないので、

  1. 「everyday」を「how often」に置き換えて
  2. 文の一番最初に出して
  3. 後ろを疑問文の形にする(ここでは一般動詞が使われているため、「do」を使って疑問文を作る)

というステップで疑問文を作ります。

注意点は、「how」と「often」は「どれくらい頻繁に」と修飾・非修飾の関係が成り立っているため切り離さず、あたかも一つの単語のように扱い、一緒に文の先頭に持ってくるという点です。この点も「How +形容詞」と同じです。

「how+形容詞」同様に、何かの「程度」を尋ねる意味となってさえいれば、つまり意味が通れば、どんな副詞を付けても間違いではありません。

  • How soon will he come here? (彼はどれくらいすぐにここへ来ますか?)
  • How deeply can you go?(どれくらい深く行けますか?)

但し、副詞はかなり範囲が広いので、場合によっては意味が通じない場合があります。「程度」を聞くのに不適切な副詞があるからです。

例えば、「there(そこに)」は副詞ですが、「How there」というと、「どのくらいそこに」とおかしな意味になってしまいます。

数・量をたずねる「how many」と「how much」

「how many」と「how much」も同じ仲間です。後ろに名詞を置くことができる、という点で少し特殊なので、別枠で扱います。

how many:数えられるものの「数」を聞きたい時

「how many」は数えらるものの数を聞きたい時に使います。

How many are there?(どれくらいあるのですか?)

と「how many」だけで使うこともできますが、後ろに数えられる名詞を置くこともできます

How many books do you have?(どれくらい多くの本を持っているのですか?➡どれくらい本を持っているのですか?)

「book」は数えられる名詞です。

how much:数えられないものの「量」を聞きたい時

「how much」は数えらないものの量を聞きたい時に使います。

How much is the book?(その本はいくらですか?)

「how much」と言えば値段を聞くフレーズですが、お金は英語では「数えられない名詞」として扱われますので、「much」が使われます。

How much do you love him? (どれくらいあなたは彼を愛しているの?)

と言えば、愛している量を聞きたいわけです。

「how much」の後ろに数えられない名詞を置くこともできます。

How much water do you need?(どれくらい多くの水が必要ですか?➡どれくらいの水が必要ですか?)

「water」は数えられない名詞です。

まとめ

「how+形容詞・副詞」はなにかの「程度」を尋ねる時に使うことばです。

「how +形容詞・副詞」は必ず文の先頭に置き、後ろは疑問文の形にします。

「how many」「how much」は、後ろに「名詞」を置くことができます。

「how many」の後ろには「数えらる名詞」、「how much」の後ろには「数えられない名詞」を置きます。

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