【概要】
基本英文法の1周目では、動詞と時制についての概念だけを説明して、実際英語でどう言うか、まで説明していませんでした。
動詞を使う時には、同時に「時制」と「態」を考えて、動詞を活用させる必要があります。基本英文法のなかでは一番厄介な部分です。
ですから、動詞を含むパートを説明しようとすると、一度、他のパート、特に5つの文型の基本を押さえてから説明を聞かないと、なんのことだか分かりませんので、後回しにしました。
今日から、動詞、時制、態について、実際英語ではどう言うのか、といったところの説明を始めたいと思います。
態には
- 能動態(主語が動詞の動作を能動的に実施する場合の形:通常の形)
- 受動態(主語が動詞の動作を受動的に実施される場合の形:受け身の形)
の2種類がありますが、いったん、通常の形である能動態を前提に話を進めます。
<基本英文法のフレームワーク>
<16の時制>
動詞の活用
最初に動詞の活用についておさらいしておきましょう。
動詞には大きく「be動詞」と「一般動詞」がありましたね。
それぞれ、原形、現在形、過去形、現在分詞、過去分詞と活用がありました。
<be動詞の活用>
be動詞の活用の注意点は、主語によって使われるbe動詞が異なるので、現在形、過去形のバリエーションが多くなる一方で、現在分詞と過去分詞は主語が異なってもbe動詞の形が同じになる点です。
<一般動詞(run)の場合>
一般動詞の活用の注意点は、主語が3人称の単数の場合、動詞の最後に「s」や「es」が付くという点です。
<一般動詞(go)の場合>
「go」のように、動詞の最後が「o」で終わっている場合、主語が3人称で単数の場合に動詞の終わりに「es」を付けます。
今日は、上の動詞を使って例を見ていきますので、表を見て確認しながら進んで下さいね。
時制①:現在
現在(今)のことを言いたい時には、動詞の現在形を使います。
例:
<be動詞の場合>
- I am a student now. (私は今は(一人の)生徒だ)
<一般動詞(go)の場合>
- I go to school everyday. (私は毎日学校に行く)
時制②:過去
過去のことを言いたい時には、動詞の過去形を使います。
例:
<be動詞の場合>
- I was a student before.(私は以前は(一人の)生徒だった)
<一般動詞(go)の場合>
- I went to school yesterday. (私は昨日学校に行った)
時制③:未来
将来のこと、未来のことを言いたい時には、未来形を使う、と言いたいところですが、動詞の活用に「未来形」がありません。
そこで、「助動詞:will」を使って未来であることを表現します。
助動詞を使う場合、動詞は原形にするというルールがあります。
例:
<be動詞の場合>
- I will be a student next year.(私は来年に(一人の)生徒になる)
<一般動詞(go)の場合>
- I will go to school tomorrow. (私は明日学校に行くつもりだ)
まとめ
時制が現在、過去、未来の時はそれ程複雑ではありませんね。
単に動詞の現在形、動詞の過去形、will + 動詞の原形を使えば良いだけです。
次回から「完了」を見ていきましょう。
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