【凡人でもペラペラになる唯一の英語勉強法19】初心者向け:パターンで覚える「否定疑問文」(は?これしないんですかー???)

【概要】

過去2回で「否定文」と「疑問文」の作り方にパターン・法則があると言いました。

 

今回は、否定文と疑問文を合体させた「否定疑問文」について説明します。

「否定疑問文」とは、「~ではないですか?」「~しないのですか?」と、否定的要素を加えた疑問文です。

なんとなく、相手を攻めてる感じのする文ですね。

 

「否定疑問文」も、「否定文」と「疑問文」と同じルールが当てはまりますので、一気に覚えてしまうのが学習の上で時短になります。

 

是非、過去2回の記事「否定文」「疑問文」の作り方について、さっと読んでみて下さい。

 

<「否定文」の作り方>

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<「疑問文」の作り方>

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こじたむ

これまで何度か「基本英文法のフレームワーク」を示しています。これは文を作る際の順番で文法も学んだほうが良いですよ、ということを表しています。

<図1.基本英文法のフレームワーク>

 

文を作る時に、まず、最初のステップとしてやることは、肯定文を作るのか、否定文を作るのか、疑問文を作るのか、といった「文の種類」を決めることです。

 

文の種類には、全部で8種類あり、そのうちの一つが否定を含む疑問文、つまり「否定疑問文」ということになります。

 

<図2.文の種類>

 

疑問文には、「~ですか」「~しますか」といった、肯定的に問いかける疑問文と、「~ではないですか」「~しないのですか」と、否定的に問いかける疑問文があります。

 

今日は、「否定的に問いかける疑問文」のほうを取り上げます。

 

 

目次

否定疑問文の作り方フローチャート

 

否定疑問文を作る際には、述語のあり方次第で機械的に作り方がきまってきます

否定文や疑問文を作る時と全く同じルールです。

 

これを表したのが、下のフローチャートになります。

 

<図3.否定疑問文の作り方パターン フローチャート>

 

 

まず述語パートに、助動詞を使うかどうか?を考えるところからスタートします

 

助動詞を使う場合には、否定文・疑問文の作り方は「パターン1」となります。

 

助動詞を使わない場合には、次に、完了形を使うかどうか?を考え、完了形でないのであれば、次に動詞がbe動詞か、一般動詞か?を考えます。

 

以上でわかるように、否定文も疑問文も、否定疑問文も、助動詞が最優先される、ということになります。

 

具体的に見ていきましょう。

否定疑問文は、

①まず、否定文を作ってみて

②それを疑問文の形にする

という2ステップで考えると分かりやすいですので、以降では、その順番で説明します。

 

否定疑問文の作り方:パターン1(助動詞を使う場合)

助動詞とは、can(~できる)、will(~するつもりだ)といったことばで、動詞を補足して意味を足す役割を持つことばです。

 

①まず否定文を作ります。

 

助動詞を使った文の場合の否定文は、非常に簡単で、助動詞のすぐ後ろに、否定を表す「not」を付けるだけでしたね。

 

例)

上であるように、「can not」を短く言うと「can’t」(キャント)となります。

まだ疑問の形になっていませんので、これを「否定平叙文」と呼びます。

 

②次に、否定平叙文を否定疑問文にします。

 

助動詞を使う場合の疑問文の作り方は非常に簡単で、主語と助動詞の順序を逆にすれば完了でしたね。

 

この考えに沿って、「Can’t」を主語の前に置いて完了です。

例)

 

 

助動詞を使う場合の疑問文も、否定文も、否定疑問文も、簡単ですね。

 

疑問文の作り方:パターン2(完了形の場合)

完了の文とは、

  • 主語の状態が既にそうなっている
  • または、動作が既に起こってしまった

ことを表す文で、特別動詞「have」に動詞の過去分詞をつけて表現します。

この特別動詞「have」は助動詞とほぼ同じ扱いになりますので、否定文、疑問文、否定疑問文を作る時のルールは、助動詞の場合と全く同じです。

 

①では、まず否定文を作ってみます。

 

完了形の文を否定文にする場合、特別動詞「have」の後ろに、否定を表す「not」を付けるだけです。

 

例)

 

例にあるように、「have not」を短縮して言うと、「haven’t」(ハヴント)となります。

 

②次に、否定平叙文を否定疑問文にします。

 

完了形の文の疑問文の作り方も、助動詞と同様、完了形を示す特別動詞「have」と主語の位置を入れ替えるだけでしたね。

 

同じ考えで、完了形が使われている場合の否定文は、have not」の短縮形「haven’t」を主語と入れ替えるだけです。助動詞と同じ法則です。簡単ですね。

 

例)

 

「私は行ってしまってはいないの?」なんてちょっと変な文ですが、まあ、文法を習うことが目的ですから、その辺は気にせずに。

 

疑問文の作り方:パターン3(be動詞の場合)

助動詞も使われず、完了形の文でもない場合は、動詞にbe動詞、一般動詞、どちらが使われるのかを考えます。

まずは、be動詞が使われる場合の、否定疑問文の作り方を見てみましょう。

 

be動詞は、主語の状態がどんなだ、ということを表す時に使う動詞です。

主語の人称によって形が変わり、現在と過去で全部で8種類がありましたね。

 

<図4.be動詞>

 

 

①まず否定文を作ります。

 

Be動詞が使われている場合の否定文は、be動詞の後ろに、否定を表す「not」を付けるだけでしたね。

 

例)

 

「Is not」を短縮すると「isn’t」(イズント)となります。

 

②次に、否定平叙文を否定疑問文にします。

 

Be動詞の場合は、助動詞、完了形の文と同じで、be動詞と主語の位置を入れ替えれば、疑問文ができてしまいます

 

これにならって、否定の短縮形「isn’t」を主語の前に持ってくれば、否定疑問文の完成です。

 

例)

 

 

疑問文の作り方:パターン4(一般動詞の場合)

一般動詞は、主語が行う行為を表す動詞です。

 

述語パートに助動詞を使わず、完了形でもなく、be動詞でもなく、一般動詞を使う場合は、他と違って若干ですが厄介です。

 

一般動詞の場合、「do」、主語が3人称単数の場合は「does」という特別な言葉(扱いは助動詞と同じ)が突如として登場します。

「do」や「does」は助動詞と同じ扱いですので、一般動詞は原形を使います

 

「do」「does」という言葉が「助動詞のように扱う」と分かれば、先に見た助動詞と同じルールをあてはめれば良いので、後は簡単ですね。

それでは、否定疑問文の作り方を見てみます。

 

①まず、否定文を作ります。

否定文は「do」の後に「not」を付けて「do not」となります。

主語が3人称単数の場合は、「does not」となります。

 

 例)

 

「do not」の短縮形は「don’t」(ドント)となります。

 

因みに、「does not」の短縮形は「doesn’t」(ダズント)となります。

 

②次に疑問文を作ります。

 

助動詞と同じルールですから、否定の短縮形を主語の前にもってくれば完了です。

 

 

 

例)

 

 

否定疑問文 まとめ

以上で、否定疑問文の作り方は終わりです。

 

最後に全文をもう一度おさらいしておきましょう。

 

<図5.否定疑問文の作り方:まとめ表>

 

 

 

否定文と疑問文のルールがそっくりあてはまりますので、全体をまとめて学習してしまえば、難しいことはありませんね。

 

 

 

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