【凡人でもペラペラになる唯一の英語勉強法11】動詞の「活用」(先に進むために必要なので・・・)

【概要】

述語を作るときに考えなければならない2つの要素「態」と「時制」、これらについて話す前に、どうしても知らなければならないのが「動詞の活用」です。

 

「活用」とは、意味によって形が変化する、ということです。(なぜ「活用」というんですかね・・・)

 

今日は、この「動詞の活用」についてお話します。

 

こじたむ

この動詞の活用はとてもやっかいで、動詞ごとにまったく異なる形をとるので、覚えるのが大変です。最初の難関と言えます。

但し、動詞の活用のマスターなくして、英語のマスターはありませんので、根気強く覚えていくしかありません。

 

まずは導入ということで、

今日のゴールは、

・動詞の活用の種類と意味

を理解することです。

 

目次

 

動詞の活用の位置づけ

以前、動詞の基本についてはお話しましたが、「動詞の活用」についてはまだ話をしていませんでした。

 

<図1.「動詞の活用」の位置づけ>

 

今日は、動詞についてまわる厄介者、「動詞の活用」についてお話します。

 

動詞の基本については過去記事をご覧下さい。

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動詞の活用:5種類と意味

動詞の活用には、全部で5種類あります。

まずは、この5種類を見てみます。

 

<図2.動詞の活用:5種類>

 

  • 原形」とは、動詞本来の形のことを言います。
  • 現在形」とは、今、現在のことを話すときに使う動詞の形です。
  • 過去形」とは、過去のことを話すときに使う動詞の形です。
  • 現在分詞」とは、動作や状態が進行している、続いていることを表現するときなどに使う動詞の形です。
  • 過去分詞」とは、受動態(受身)であることを表現するときなどに使う動詞の形です。

ところで、「現在形」、「過去形」はあるのに、「未来形」がありませんね

未来については、通常、助動詞の「will」などを使い、未来について話していることを伝えます。動詞の活用で「未来形」はありません。

 

動詞の活用:具体例

実際、どのように変化するか、いつくか例を見てみます。

 

動詞には「be動詞」と「一般動詞」がありますので、それぞれ見てみます。

 

「be動詞」の活用

Be動詞は、そもそも数が少ないので、覚えるのにそれ程苦労しません。

 

<図3.動詞の活用:「be動詞」の場合>

 

主語の人称と、単数・複数の違いでbe動詞の現在形・過去形は変わりますが、

  • 原形は「be」のみで共通
  • 現在分詞は「being」のみで共通
  • 過去分詞は「been」のみで共通

となります。

 

 

「一般動詞」の活用

いくつか、一般動詞の例を見てみます。

 

<図4.一般動詞の活用:「run(走る)」の場合>

 

動詞「run」の場合は、

  • 原形は「run」
  • 現在形は、原形と同じ「run」、但し主語が3人称・単数の場合だけ「runs
  • 過去形は「ran」
  • 現在分詞は「running」
  • 過去分詞は、原形と同じ「run」

といった具合に形が変わります。

 

<図5.一般動詞の活用:「go(行く)」の場合>

 

動詞「go」の場合は、

  • 原形は「go」
  • 現在形は、原形と同じ「go」、但し主語が3人称・単数の場合だけ「goes
  • 過去形は「went」
  • 現在分詞は「going」
  • 過去分詞は「gone」

といった具体に形が変わります。

 

<図6.一般動詞の活用:「come(来る)」の場合>

 

動詞「come」の場合は、

  • 原形は「come」
  • 現在形は、原形と同じ「come」、但し主語が3人称・単数の場合だけ「comes
  • 過去形は「came」
  • 現在分詞は「coming」
  • 過去分詞は、原形と同じ「come」

といった具体に形が変わります。

 

<図7.一般動詞の活用:「take(とる)」の場合>

 

動詞「take」の場合は、

  • 原形は「take」
  • 現在形は、原形と同じ「take」、但し主語が3人称・単数の場合だけ「takes
  • 過去形は「took」
  • 現在分詞は「taking」
  • 過去分詞は「taken」

といった具体に形が変わります。

 

<図8.一般動詞の活用:まとめてみる>

 

例として挙げた一般動詞4つをまとめてみてみます。

 

よく見ると、以下のような法則があることに気が付きます。

 

法則1.

現在形は原形と同じ、但し、主語が3人称の単数の場合だけ、「s」「es」を動詞の最後に付ける。

 

法則2.

現在分詞は、基本的には原形に「ing」を付ける。

 

法則3.

上記のように、現在形、現在分詞の変化には、全ての一般動詞に共通する規則性がある。

 

ココに注意

「ing」を付けるときの注意点

注意1.

「run」の場合、「running」のように、最後の「n」を二つ重ねました。

歯切れよく発音するいわゆる「短母音」が最後の音節にあって、そこにアクセントがくる場合は、語尾を2つ重ねて「ing」を付ける、というルールがあります。

例)

swim(泳ぐ)→ swimming

begin(始める)→ beginning

注意2.

「come」「take」のように、語尾が「e」で終わる場合には、「e」を消して「ing」を付けるというルールがあります。

例)

come → coming

take → taking

 

法則4.

過去形、過去分詞は、変化に規則性がなく、不規則に形を変える。

 

以上から次のことが言えます。

 

・現在形、現在分詞は、変化に規則性があるため、その規則を覚えたほうが早い。

・過去形、過去分詞は不規則に変化するため、単語ごとに覚えるしかない。

 

 

まとめ

1.

動詞には、意味によって形を変える「活用」がある。

 

2.

活用には、

 

・原形

・現在形

・過去形

・現在分詞

・過去分詞

 

と5種類ある。

 

3.

「be動詞」の場合は、現在形、過去形の変化は不規則だが、原形「be」、現在分詞「being」、過去分詞「been」はそれぞれ一つずつしかない。

 

4.

一般動詞の場合、「現在形」「現在分詞」の活用の仕方には規則性があるため、その規則を覚えてしまったほうが早い。

 

5.

一般動詞の場合、「過去形」「過去分詞」の活用の仕方は不規則であるため、単語ごとに覚えるしかない。

 

 

以上、動詞の活用でした!

 

動詞の活用の種類と、およその意味は理解できましたか?

 

次回から、動詞の活用が前提となる、受動態、時制へと進んでいきます。

乞うご期待下さい!

 

最後までお読み頂き、ありがとうございました!!

 

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